開発者サービスの消費電力増加トラブルの件
自身にしか起こっていないトラブル解決の難しさ
9月31日の午後3時にPlayストアーからアプリの更新を手動で実行したのですが、そのタイミングから何らかのアプリがバックグラウンドでデータを送受信し続け電力と通信量を延々消費していくトラブルが発生。結論から言うと、このトラブルはアプリの設定変更・削除・再インストールでは解決せず、クリーンインストールすることで事態は収拾させました。事態が発覚したのは10月1日の早朝、その後 簡易的な対応 → 同一事例の検索 → 異常事態の観察 → 観察後の対応 → クリーンインストール → 復帰作業と元通りになるまで5日。基本的には検索、設定変更、充電、観察の繰り返し。付きっきりではないものの、日に2回も充電しながらの作業はかなりストレスです。


発生当初から開発者サービスの電力使用量が増えていることには気が付いたのですが、仕組み上では原因がハッキリしません。グラフから発生時刻が読み取れるためトリガーはアプリの更新だと気がつくことは出来ましたが、あまり良いヒントにはなりませんでした。ライン以外のアプリを一旦削除してみましたが変化は無し。この時点で私の知識では何も出来なくなったため、対応策を原因の検索と観察へ切替えます。
検索・観察そしてトライ/エラー
使用する端末はモトローラのedge 40 で購入から1年程が経過した端末。既に販売終了してはいますがAndroid15が提供されているスマホです。国内の流通量は多く無い様で、検索では同様のトラブルや対策の情報は得られません。Google Pixel6~7で似たような事例がいくつか見つかりましが、エンジニアの見解は無し。この時点でプログラムやスマホ系エンジニアで無い自分はお手上げです。ひとまず満充電にしから電欠になるまで放置し、時間や目に付く異常を観察する事に。すると開発者サービスは単に電力を消費しているだけでなく常に何かを通信している事が分かりました。


通信量はバックグラウンドで行われており、以降3日間で日次1.3GBピッタリ行われていました。モバイルデータでも通信し続けるため、定額通信契約の身としては大きな不安材料です。ネットワークを全てオフにしても何等かの処理は実行し続けているようで、電力消費に変化は現れませんでした。ストレージ/キャッシュの削除・電力設定の変更・通信設定の変更・基本アプリ以外のアンインストールなど行いましたがいずれも変化無し。開発者サービスとPlayストア アプリのバックグラウンド動作時間と通信量が完全一致する事に気が付くも、万策尽きてしまったためクリーンインストールする事にしました。基本ソフト側の問題だとクリーンインストールでも解消できない可能性がありますが、既に4日目となるためダメ元のチャレンジです。そして今となります。現時点では異常動作は無く正常に使えています。
トラブルで見えてくる"スマート"の不便な事情
工場出荷状態になってしまったため、この後 個別にアプリの設定や誤って消失したデータの対応など作業が山積みです。今回の件で対応には実に4日を消費しました。加えて元の使用状態に戻すのに更に数日が必要そうです。クリーンインストール前に各アプリのデータをエクスポートしその後にGoogleの "バックアップ" を実行したのですが、Googleが言う所の "バックアップ" と私が知るバックアップに大きな隔たりが有り、各アプリのエクスポートデータが失われてしました。加えて Googleが言う所の "バックアップ" 対象なはずのアドレスデータも中途半端な状態で一部消失していて、対象データなはずの画像はクラウドに転送こそされていますがスマホにはインポートできません。
この "バックアップ" データの復元と言う意味ではなく、クラウドにファイルをコピーするだけと言うことを実行後になって知りました。Android4.0の頃からスマホを使っていますが、あまりに進化して無くてウンザリです。
今回の件でデータに関しては総合的な(無料の)サービス依存から、ローカル依存に切り替えようと検討中。情報とは個人のソレとは言え財産に他なりません。なら残したい財産は(紙でもデータでも良いけど)、生殺与奪を自己が管理するのが正常だし、他人任せにするもので無いと感じました。自分でしくじる分には残念さしかありませんが、相手都合となると後悔では済まなくなりますからね。