友達にレンズフィルターの布教をしてみる

スローシャッターを切りに葉山の海辺へ向かう

 NDフィルターを使ってみたいと言う友達と一緒に、9月の海水浴場まで撮影に出掛けました。9月に入りビーチの人手も予想通り疎らで、試し撮りには良いコンディションな気がします。逗子駅からバスで大浜海岸へ向かい、海岸線を歩いて駅まで戻る6キロ程の散策。日陰も休憩ポイントも多くないコースなので10時スタート / 12時 終了の短いスケジュール。浜・磯・防波堤・夏の終わりの海の家なんかを眺めつつ歩く感じです。

昨日の台風直撃の影響が少し心配でしたが、相模湾の奥地だけ有って波の影響はほぼ無し。コンディションが良いのに人が少なめで理想的。濁りも少なく、白波が程々に立っていて良い感じではないでしょうか。丁度 大潮の干潮時刻だったので、地磯やサーフを被写体にスローシャッターを試してみました。

ISO100にしf 7.1 に ND8 + 400の約11段分絞って露出時間8秒。波打ち際やサファーに動きがなくてつまらない感じ。この感じだと長くても短くてもパッとしない感じになりそうです。続いて河口と磯の白波をf3.0 3秒で撮影。川のウネリがどう映るのか楽しみだったのですが、周期がいっていだったため流れが速くても止まって写ってしまいました。磯の白波は まぁまぁ様になっている感じです。

以前撮影した際も感じましたが、NDフィルターは気まぐれに使うには難しいアイテムだと感じました。どちらかと言うと「今日はスローシャッターを切る!」と決め込んで撮影に望むアイテムだと再認識した感じです。三脚・被写体・環境など色々な条件を加味しての撮影が必要で、経験や予測などをフルに活用することで雰囲気のあるシーンが撮れるアイテムな気がしています。明るい日に明るすぎるレンズの光量を落とす使い道も有りますが、個人的にはもっと頭を捻って活用したい感じですね。同行した友達も面白味は感じたようですが、敷居が高すぎると言った印象だったようです。桜や紅葉など、舞い散る季節に改めて撮りに行きたい感じですね。

夏の終わりの様相。陽気は真夏ですけど

 一色海水浴場・三ヶ下海岸・真名瀬漁港・森戸海岸・諏訪町下海岸と路地や海沿いを歩きながら所々で撮影しました。個人的には海に愛着がないのか思うようにシャッターが切れません。長く湘南に住んでいるものの、森とか湖を撮るほうが好きなのは何ででしょうね?今日巡った辺りは砂も海も凄くキレイなのですが、琴線に触れる感じがなくて淋しいです。とは言え友達は楽しんでくれた様なので良し。

葉山は落ち着いていて静かな印象で写真散策にはピッタリだと感じました。適当なお店で昼飯を済ませて終了しましたが、良く調べれば面白そうな個人商店や町並みなどが見れそうな気がします。今回は暑さで数時間しか回れませんでしたが、もう少し過ごしやすくなったら改めて歩いてみたいですね。