オーディオ用の電源の取り方を変更してみた
昇圧トランスを返してアイソレーションする
要約するとコンセントとオーディオ機器の間に専用機器を挟む事です。ヨーロッパ向けの製品が多かったので 100V → 115V へ電圧を上げる ” 昇圧トランス ” を使っているのですが、この機器は構造の特性で コンセント( 壁側 )とオーディオ機器を物理的に分離する事ができる装置。 研究・病院・録音などノイズを嫌う環境でアイソレーショントランスと言う機器が使われるのですが、昇圧トランスはそれと酷似した構造を持ち、かつアイソレーショントランスより安価な特徴を持ちます。今までは USB - DAC だけに使用していたのですが、色々気になることがあってヘッドホンアンプとパワーアンプもトランス経由で電源供給することにしました( 接続時には定格電圧の確認が必要です )。
待機電力で節電ができた頃の仕組み
ただ昇圧トランスは構造上3~5%の待機電力が発生する機器です。ウチで使用しているのは600Wなので使ってない時でも20Wは電気を使ってしまう計算。あらゆるものが省電力化された中では、突出して高い消費量です。いちいちコンセントを抜くのも面倒で 一口タイプの節電タップを買ってきました。

かつては「こまめにコンセントを抜いて、電気代を節約!」なんて標語が流行りましたが、現代では死後になりましたね。ですが今でもこまめに電気を切る機材は売られているようです。コレを延長コードの先端に付けて、その先にトランスを接続します。
アイソレーションの結果は・・・うぅ~んあまり分からないですね。パワーアンプ交換以降ノイズは凄く低くなっていたので「聴いて分かる」程の変化はありません。聞こえ方は不思議と変化するのですが、説明できるほどのモノは無く「測定機器等で測ればワンチャン何かが変化するかも?」と言った程度のもの。ただ不思議と雰囲気の変わった印象を受けます。 " ノイズが減る ≠ 静けさが減る " 変化とは違って電源による変化は何とも説明しがたい感じ。一瞬 音場が広がった気もしたのですが、気の所為だとも感じます。自己満足の世界なので今回の試みは「 気の所為を感じられたので良し 」。ただこんな試しばかりしてると感想がオカルトっぽいものばかりになってしまって、自身でも微妙な気分になってしまうので困ります。