家庭用と工業用で相容れない都合

狭幅で長い結束バンドが無い理由

 家で使う用に結束バンドを買おうと長い製品を探していました。切り捨て部分が勿体なかったとしても複数種類を用意するより切り捨てて調整した方が都合よく使えるからです。願わくば幅2.5mmで長さ200mm以上のモノが欲しかったのですが、ヘラマンタイトンやオーム電機製では希望するラインナップは存在せず。工業規格や安全の都合上、長く出来ない感じでしょうか。もしくは2.5mm幅の最大強度を鑑みると誤認使用や安全マージンのために存在しないのか。「 家庭用だし融通してほしいな 」 と感じつつも間違いが起こる事は避ける姿勢だとすれば素晴らしいと思います(余談ですが中華製やトラスコ中山には幅2.5mmのロングが存在します)。

ドライバーも同じ感じのラインナップ

 アルミサッシなど一部の調節用ネジ穴には細軸の+2番ドライバーでしかアクセスできない箇所があります。専用の製品は売られているものの、一律グリップが細くて調整には使えますがその他のネジを回すには都合の悪い品ばかり。これも工業規格の都合なのかも知れませんが家庭用では細軸だったとしても壊れる程のトルクは掛けないので太いグリップの品が欲しいと感じます。ただでさえ出番が少ないのに細軸・太軸と2番を2本も揃えるのは流石に無駄に思えるのは私だけでは無いはずです。無い物ねだりとなったため自宅用ドライバーはビット工具に一本化する事にしました。

グリップは家に転がるロック付きのノンブランドを使用します。拘ろうと思えばベッセル・PB SWISS・Weraなど選ぶ事も可能。ドライバーだと1本 500~2,000円はしますが、ビットなら1本2~300円で揃うしバラ売りも多くサイズや長さも選べます。何気に省スペースで複数本用意しても場所を取らないのは思った以上に都合が良い感じ。何よりビット工具の先端精度は他の安工具に比べて非常に高く感じます。バイク整備用にベッセルのクッショングリップドライバーを使っていますが、正直ネジ山への食いつきはビット工具の方が良好だと感じました。手持ちの六角4/5/6mmに加えて細軸の+1/+2を用意。マイナスは今の所見当たらないので整備工具と兼任させようと思います。

ビットセットは何気にラインナップ豊富です

 Amazonを見てみると、+00/0/1 ☓ 65mm と -3/4 ☓ 65mmの5本組精密ドライバーセットが700円で売られていました。これに+2 ☓ 100mmを加えれば家庭用ドライバーとしては十二分に機能します。

一般家庭でよく目にする安い差し替え式に変わってグリップとセットで推して欲しいですよね。カムアウトしてネジ山を潰す機会がほぼゼロとなるはずです。もっと早く気がついていれば・・・人生で潰したネジの数が半分以下になったのになと考えてしまいます。