SU-8のバランス出力を活用したい

ヘッドホンアンプ使う度にRCAケーブルの繋ぎ変え

 先週から使い始めたヘッドホンアップは思ったより勝手が良く、出番が増えてきてます。音量も以前使ってたPRODGY CUBEに比べ、上げることが出来て非常に満足。ただ新しいSU-8にはRCA出力が1系統しか無く、使用の度に繋ぎ変えが発生している状態。これは端子に負荷がかかりますし、あまり便利では有りません。市販のヘッドホンアンプだとパワーアップへの出力を持つ機種がありますが、購入はまだ先になりそうです。幸いSU-8にはバランスとアンバランスの2系統出力が用意されているので、変換ケーブルを用意すれば問題は解決しそう。予算的の希望は1,000円以内ですが、オーバーしてしまうだろうなと感じつつAmazonを物色することにします。

配線図が無い製品は怖くて使えない

 製品検索しながら、どういった選択肢が有るかザックリ調べてみました。

  • XLR - RCA 変換ケーブルを購入[ 2本 : 1,500~ ]
    手間がないものの、都合の良い長さが選べません。だいたい1.5m、短くても0.5mでしょうか。
    0.2mもあれば事足りるので使い勝手は悪そうです。あと配線が貧弱なのに、選択肢の中では最も高額。
  • XLR - RCA 変換端子を購入し、手持ちのオーディオケーブルで接続 2個 : 1,000円~
    手持ちのケーブルを活用できるため安く済みます。ただし用途の限られたパーツなので、
    後々使わなくなる可能性「大」。そう考えると2個で1,000円は微妙な感じです。
  • XLRとRCAの端子を用意してい自作 ケーブル・RCA端子は在庫有、XLRは2個購入 : 450円~
    最も費用がかかりません。ケーブルとRCA端子は手持ちのパーツで済ませ、購入はXLR端子 2個 のみです。
    自作は手間ですが、作業事態は簡単で失敗しにくいものです。長さも任意に決められ、質の高い部材が使えます。

更に調べていくと、自分と同じ考えの人が書くBlogを発見。それによると変換ケーブルや変換端子の場合、XLR端子の3番COLD[逆相]はGNDとショートしている製品が大半だと有りました。単純に正相とGNDだけを使いたい場合は、配線図の載る製品を買うか自作しか無いとの事。またピンアサインですか・・・4端子マイクケーブルの時の面倒事が蘇ります。幸いXLR端子は安価で入手が容易なアイテム。時間が有ってお金が無いので、成るように成った感じでしょうか。到着までの間、配線長や取り回しを詰めていく事にします。

COMON(カモン)のキヤノン端子を注文

 最安値を探した所、COMONの端子がヒットしました。やたら安価で 1個で 173円 (送料250円)です。ノイトリックなど有名ブランド品に比べて価格は1/3ですね。中華製のバルク品ですが、国内から発送されたため注文後すぐに届きました。見た目は思ったよりまともです。デザインは古臭いものの、立付けなどは真っ当でチープさは想像したよりマシでした。

さっそく作業にかかります。予備のオーディオケーブルが出てきたので、端子をすげ替えて作る事にしました。まずは配線や端子をテスターでチェックした後、ケーブルの長さを整えて被覆剥き。ピンアサインを再度確認した後に、スリーブなどをセットしてハンダ付けです。作業時間は久々だったため、1時間ほどかかってしまいました。1本目は全部の端子が短絡してしまい、やり直し。XLR端子への押し込みで無理をした感じでしょうか、分解して再度組み立てたら正常に導通しました。配線はRCAホットとXLR2番 / RCA GNDとXLR1番を接続し、XLR3番とハウジングへは未接続としました。シールドはどの端子にも接続しなかったため作業は比較的容易でしたが、目が悪くなったのか手元作業で苦戦。ちょっと悲しくなった事は内緒です。

CAMON、XLR端子、自作ケーブル

配線後に再度導通テストをして完成。手持ちの材料を活用したためケーブルがヤレた感じになりましたが、仕上がりは上々です。端子が金属製だと見た目の質が非常に良いですね。目に付くアイテムではないのが残念です。今回ケーブルはBELDEN 8412を使用。これを使ったケーブルをショップで買おうと思うと3,000円近くします。そう思うと凄くお得ですね。音質は変わったりしませんが、心の質が凄く良くなるので自作は止められません。

自作変換ケーブル、バランス、アンバランス