アナログヘッドホンアンプが欲しい
ヘッドホンを直したら使う環境を整えたくなってきた
昨今のUSB-DACは、出力にRCAとヘッドホン端子を備えている製品が大半です。イヤホン・ヘッドホンの人気が高まり"ヘッドホンアンプ"と言えばUSB-DACを指す事も多くなったと感じる程ですが、私の購入したSMSL SU-8にはヘッドホン出力は付いていません。そう言った機器でヘッドホンを使いたい場合は、別途ヘッドホンアンプを用意する必要があります。ですが、ほしい製品が見当たらず未だ購入出来ていませんでした。スピーカーだけで満足していたものの、UE6000を直した事でSU-8でもヘッドホンで音楽を聴きたくなってしまった訳です。しかし中古市場にこの手のアイテムは数が少なく、新品も条件に合う製品が見当たりません。残念ながら入手までそばらく時間がかかりそうです。
自作アイテムを普段使い用に仕上げる
待っていても、いつ希望の製品が見つかるか分かりません。安価な新品で妥協するのも嫌ですが、諦めるのはもっと嫌です。そこで、以前組み立てた電子工作キットのヘッドホンアップを活用してみる事にしました。このアイテムは、3スタを買った頃にスマホでの高音質化を期待して作ったものです。思った成果が出なかったためお蔵入りにした物ですが、今思えば貧弱なスマホの出力では仕方なかったと感じます。電源は乾電池だったので、常用するため外部電源式に配線を変更。取り回しや端子の配置を少し整え、さっそく音出しです。
トランジスタとOPAMPを使った単純なモノなので、性能とか音質とか言った特徴は有りません。単に「イヤホンジャックが使えるようになる」機器です。ボリウム付きですが、歪が出やすいパーツなので基本は真ん中で使用します。電圧や電源などいくつか試した所、 無音でホワイトノイズが発生しない状態を作る事が出来ました。AKG K501が120Ω・UE6000が50Ω・UE900が30Ωのインピーダンスですが、其々しっかり鳴らす事が出来ました。スマホ接続ではガッカリした音も、DAC接続では思った程悪く感じません。スピーカーで聞くより音量が上がるので、音の印象はむしろ鮮明です。期待していませんでしたが、つなぎで使うには十分な気がしてきました。プライスレスだけに、むしろ「コレでイイんじゃないか?」と感じたのはココだけの話。既製品との差が気になるところなので何かしらアンプは買ってみるつもりですが、思っていたより時間をかけて探す事が出来そうで嬉しいです。