絶版 UE6000 ヘッドホンのパッド交換
音で遊ぶ時、いつも一緒だったUltimate Ears
オーディオの世界にエントリーして以来、Ultimate Earsの音にお世話になっています。他社の製品も買いはしましたが、興味や深堀りへの切っ掛けはUEが作ってくれたと感じています。
- 2010年 - Altec Lansing UHP336(Super.fi 3 studioのOEMモデル)をeBayで購入
- 2012年 - 3スタを壊してしまい、繋ぎでUltimate Ears 400r ULTIMATE EARSを購入
- 2013年 - ノイズキャンセリングのブームに乗り Ultimate Ears UE6000 購入
- 2014年 - 知人から好みに合わないとの事でUltimate Ears UE900を譲り受ける
経緯の合間にはSennheiser HD200・AKG K450・TDK BA100・JVC HA-FW02 が入ります。候補ではSennheiser HD580・AKG K550・K701・Westone3・Ortofon e-Q7など上がりますが、結局機材入れ替えには至りませんでした。普段、道具は一度買ったら気に食わなくても壊れるまで使い倒す質です。ですが3スタを壊して以降、ポータブルの代わりが見つからず数年迷走。少し使っては手放す感じでしたが、それもUE900入手でピタリと止みました。現在K501が買い替え時期に来ているものの、UE6000が控えているのでその気が起きないでいる感じです。
修理をお断りされ、部品も出ないヘッドホン
Ultimate Earsがカスタムイヤホンを残し事業終了した事は、個人的に非常に残念でなりませんでした。直後にUE6000の保証修理をLogicool経由で打診しますが、同社製品での交換しか受け付けないとの回答で落胆した事をよく覚えています。幸いこのモデルはノイズキャンセル機能がOFFでもヘッドホンが機能するので、引き続く使うことに。ですが消耗品が出ないのは流石に困ります。イヤーパッドが傷まないように気を付けていましたが、流石に10年が経過しボロボロになってしまいました。使用頻度はK501に比べて低かったため音のヤレは少なく、もうしばらく使えそうです。何とかして直したいとダメ元で交換部品を検索すると、Amazonの中華ショップに数点の互換製品を発見。どれも現地からの直送で、怪しさしか有りませんが他に選択肢は無し。V-MOTAと言うショップがイヤーパッドの専門ブランドを展開していたので、ソコから買うことにしました。価格は送料込み1,730円。かなり不安ですが待つしか有りませんね。
広州から直送でバルク品が届く
注文から一週間、GWに入りましたが無事に製品が届きました。無印のダンボールに入ったバルク品が届きました。ダンボール箱からは独特な匂いが・・・。内容物に汚れや破損は無いのでひとまず安心です。
さっそく寸法を確認してみます。イヤーパッドのフランジとヘッドホンのベース部が同一寸法で出来ている・・・う~ん コレは付かないかもしれない。純正は薄いプラ板のフランジで両面テープ固定でしたが、コレは合皮とフランジの板が縫製されていて一回り太っている感じがします。一瞬 短気を起こしそうになりますが、グッと堪えて各部を観察。最悪パッド側の加工が出来ますし、型を馴染ませればフィットしそうな予感がします。気長に作業するのが良さそうですね。まずはアールの付く上部をはめ込み、次に対角の下部をはめていきます。押し込んでいくと別の場所が外れますが、それを繰り返しながら歪を均等化。直線部分にシワを寄せていき、一気にフィニッシュ。多少苦戦しましたが、破綻しない程度に取り付けが出来ました。作業時間は20分程。スンナリとは言い難いですが「問題なく付いた」とは言えそうです。
仕様は異なるけど、満足出来る品質
互換製品だけに、仕様は一緒ではありません。スポンジは低反発でなくなったため、馴染むまで眼鏡のテンプルで耳が痛くなりそう。その分、耐久性と密閉度は良くなる気がします。表皮の質は厚手で質の良いものになった印象。肌触りが良く、チープさが消えました。
両耳装着すると、こんな感じです。ヘッドレストのボロボロ具合が目立ってしまい、少し寂しいですね。我慢出来ないほど傷んできたら、汎用のカバーを被せて誤魔化そうかと思います。コレであと5年は使えるでしょうか。それまでに代わりになる音が見つかると良いのですが、どうなる事やら・・・。