ヘッドホンアンプの配線見直し
変なノイズを感じるので チェック&修正
Linkmanのヘッドホンアンプキットを引っ張り出してからしばらく経ちます。当初 電源周りに変圧ACアダプタやスイッチング電源を使っており、電源周りからのノイズが気になっていました。その点はオーディオ機器用のACアダプタを使う事で改善します。ただACアダプタ交換後から、それ以前には出なかった全く別のノイズが発生。キット品なので製品に比べノイズ対策が甘い点は否めません。にしても1箇所対応すると次が出てくる・・・コレは延々ダメ探しをする羽目になる予感がしますね。配線・ハンダ・接続箇所など見直して、各電子部品のハンダを盛り直したりして問題点を探していきます。電源コネクタと基盤を繋ぐ配線に痛みが出ていたので、その部分を特に補修。0.8mmのヨリ線が使われていましたが、スルーホールがハンダの汚れで通らなくなったため単線に変更。ブレッドボードの工作キットから拝借したため黒の代わりに緑を使ってみました。中華の安い製品っぽい仕上りですね。ここの改修は効果的で、リスニングでボリウムが上がったり勢いが変わったりする程でした。やはり電源周り、大切です。
単線とヨリ線だと特性としてはヨリ線の方が良好だと思いこんでいました。ですが、どちらかと言うと単線の方が良好な様ですね。コレは一概には言えないと感じますが、個人的には「世の中の能力向上品・高品質品のほとんどはヨリ線だから間違いない」との考えからです。実際には単線では使い勝手が悪いためヨリ線が流通していると言う理由なんだとか。何か騙された気分だw ただ、自身で配線を引き回してみて「動かしたいけど、ポキッといきそう」など、かなり不便を感じたのも事実。この短い距離でさえ器用には使えないのだから、一般製品としては到底成立しそうにな代物です。そんな訳で音周りのケーブルは現状ままで、ボリウムの密集した辺りを接着剤で固定して終わりにしました。
OPAMPによってノイズが出る原因を探る
電源周りの対策が済むと、更なるノイズが出てきました。1つはボリウムでその点は理解しているので良いのですが、混じって別のが出てるのも確認。特に強い音が出た瞬間など一瞬発生します。色々眺めますが原因は不明。最後に導入した12VのACアダプタを確認した所、接続状態で16V以上出ている事が分かりました。回路自体は6~12Vで設計されているため、流石に電圧が高すぎるため生じる現象かもしれません。OPAMPをMUSES02 / MUSES8920 / AD797にした際に発生、B.BのOPA627とOPA2134 では発生しません。其々で最大動作電圧が16Vと36Vに分かれているので、そう仮定しましたが・・・こんな適当な考えで大丈夫なんでしょうかね。まぁ低い出力のACアダプタを入手すれば分かる事です。早速オーディオ機器用の9V ACアダプタを入手。全てクリエーティブ製 機器の付属品ですね。CAMBRIDGE SOUNDWORKSの方は、スピーカーセットに付属していた物だと思われます。
この9V電源はリニアタイプなのですが、例に漏れず電圧高めです。13.2Vだったので、まぁ許容範囲と考えます。にしても重いのが揃いましたね。13.5V(16.8V)/ 12V(16.2V)/ 9V(13.2V)高い方2つは20%の誤差、9Vは35%の誤差とは・・・なかなかオッカナイ感じだ。無音時のノイズは無いので早速テストすると、気になっていた不調を消すことが出来ました。が、暫く使うとAD797だけノイズが発生。一旦、電源落として再度ONにすると消えるタイプのノイズです。今度は熱ですか・・・憶測では有るものの触った感じだと間違いないかと。一番音が気に入ってるパーツなのに使えないとは。ケースがプラなので確かに排熱効率は悪そう。かと言って、窓を作った位では間に合いそうもない熱量です。これはチップ用ヒートシンクが必要かな。見事沼にハマっていますが、まぁ原因分かってるので良しとしましょう。