皆既月食と天王星食

400年に一度の天体ショー

 過去直近で天王星・地球・太陽が一直線に並んだのは、戦国時代で織田信長が生きていた時代なんだとか。数脚年に一度の天体ショーを快晴の夜空で迎えるとが出来たのに、手持ちに望遠レンズがなくて悲しくなります。骨董品のSigma 55-200mm f/4-5.6 DC で撮影してみましたが、何とも納得のできない仕上がりです。

皆既月食,天王星食

恐らく、左下に見える星が天王星。拡大するとあらしか見えませんが、何とか形にはなっている感じ。望遠レンズの出番は年に何回も無いので、70-200mm f/2.8G VR II みたいな高級品でなくて良いので、一本欲しいところですね。

久々にレンズ探しに出かけると、ニコンは終売の嵐

 『買うならVR IIか?それともサイズ・重量・画質に優れた70-200mm f/4G VRか?安くて何気に高性能な70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED?』などと考えながらWebを眺めていると、ニコンFマウントレンズの多くが既に絶版である事に気が付きます。とうとうミラータイプ デジタル一眼の終焉が聞こえてきました。比較的人気があり高性能なレンズと廉価版のレンズの一部は残されていますが、いままで微妙な隙間を埋めていたモノや人気のないモノは終売しています。私としては絶対所有したいレンズが4本存在します。

  • AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
  • AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
  • AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
  • AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

単焦点の35mmと85mmは現行ですが、ほか2本はカタログから消えました。特に衝撃だったのが、唯一となる望遠マクロの終売です。『一眼でのマクロ撮影でニコンを使わなくて結構』と言う意思表示にほかなりません。『早くミラーレスに乗り換えてね』って事なのかもしれませんが、並行して一眼レフを売る最中としては何とも悲しい決断だと感じます。過渡期なので仕方ないにしろ、全廃までの秒読みが行われているようで切ない気持ちになりますね。

一人のコンシューマとして思う見解

 私はD750を所有していますが、もう数年は新型に買い換えられる財力は有りません。そもそも2400万画素クラスのカメラで現状不都合がないのです。何方かと言えば最終型のD780やD850に買い替えて、さらなる延命を模索している程。『そこまで一眼レフに固執する意味有る?』と言う意見も分かるのですが、光学レンズに魅せられてシャッターを押す身としてはセンサー越しの像は味気無さ過ぎて心が震えません。これは価値観の問題で、ビジネスやテクノロジーの点から言えば個人的かつ古い主観的見解です。しかし実用面で言ってもモータースポーツや航空機などを追うのに、ミラーレスは未だ機能不足なのは事実。使い分けのために台数を揃えられない身としては、技術が進歩するまではデジイチに依存する他ありません。旗艦モデルのD6が継続の内はレンズも継続するでしょうが、手頃なもの柄順に終売となる事でしょう。そう思うと、今の内から優先順位を決めてレンズを揃えていくしか有りませんね。