業務スーパー 今月の『見つけた商品』
材料表記で買い物するのが好き
個人的には輸入食品店や業務スーパーなどで売られてる国内流通しない食品を食べることに抵抗がありません。以前知人に業務スーパーの話をしたら『得体の知れないモノをよく食べられるものだ。食べられる物なんて売ってない』と言われた事がありますが、私の見解としては『目を養う必要はあるけど、見極められれば質の良いものばかり』です。ブランドでしかモノの価値が測れない場合は、到底見出す事が出来ない価値なのですけども。特にジャムやお菓子など、北欧・西欧・中東の食材は添加物や香料が最小限で良質な傾向だと感じます。コレは『地域柄で生産物が優れている』ではなく、恐らくバイヤーさんの目利きが優れているのだと思っています。なので業務スーパーで売られるお菓子はチャレンジのし甲斐があって、選ぶのが楽しいですね。
ロシア産 板チョコ『Alionka』を試す
フラフラと店内を散策していると、空箱が散乱している棚が・・・そこは板チョコの売り場でした。2月とは言え激しい有様です。比較的定番のドイツ産・ベルギー産の並びに初めて見るロシア産チョコレートが並んでおり、その箱の山でした。以前食べたお土産のロシアチョコレートは、香りや艶が無く味や歯ざわりも悪い粗悪でした。個人的には凄く印象の悪い組み合わせです。ですがパッケージイラストが可愛らしく、こちらを見つめているので購入することに。材料一覧を見てみると、添加物や水増し素材が無く真っ当な様子。『共産圏の素性の良い食品。偉い人向け?』かと思いましたが90gで99円とグリコや明治の品とそう変わりない価格です。試すには丁度良い条件の様で。
パッケージを開封すると糊付けが簡素で少し驚きましたが、同時にココアの香りが立ち上がります。形状や成形は普通。クリーム分が高そうな色合いで、見た目はかなり期待できます。冬場だと言うのに硬すぎず柔らかすぎず、口溶けの良い程よい甘さのチョコでした。後味もかなり良いです。それにしても歯ざわりと口溶けが良いです。北の気温が低い地域の製品ですから固くなり過ぎない工夫なんでしょうけど、そのお陰かクリーム感を強く感じることが出来ます。コレは美味い!
添加物は悪者じゃないけど
物価・質・利益のために企業は努力をするわけで、その事に異論を唱える気はありません。けどそのために脱脂粉乳を加えたり植物油を加えたりする製品よりは、素性の良い材料で作った物を食べたいなと感じます。そして素性の良い材料で出来た食べ物は、往々にして『美味しいものが多い』と思っています。特にお菓子は差が激しい傾向かと。せっかくの嗜好品なのですから、選べるなら良いものをと感じてしまいます。過剰になると生きにくくなりますが、関心を持つのも悪くはありませんよ。