お洒落チャリだけじゃない。ルイガノ サイクルグローブ購入
グローブが左手だけ極端に消耗してしまう
ここ10年は本当に不真面目なバイクライフを送っています。調べてみたら、今のフレームに買い替えてから1万キロ走ってみません。せいぜい5千キロでしょうか。毎週末100キロ乗っていれば1年で4千キロ以上走れるでしょうから、サボり過ぎですね。故にウェアー関係も古いながら痛みが少ないアイテムばかりですが、グローブだけはボロボロ。それも左の掌だけ消耗が激しい。表地・手首・右手側は傷まないのに左手だけ穴が空くので悲しくなります。適当な感覚から長らくMを使ってきましたが、厳密にはSとMの中間の体格。手を握ると掌に余分なシワが寄るので、それも良くない様な気がします。なので今回はSサイズを試すことにしました。目論見が外れると買い替え無ければならないため、ひとまずブランドに拘らず値段の安い物で試す事にしました。
カナダのアパレルブランドですが、日本では・・・
中華のノンブランドは嫌だし、ケチって偽物を掴まされるのはゴメンなのでマイナーブランドを中心にヤフオクで検索。するとルイガノの処分品を中心に扱うショップにたどり着きました。『お洒落風なんちゃってスポーツバイク』の印象が強いルイガノ。しかし原点はカナダ代表のパシュート選手 ルイ・ガノーが選手活動をしながら、サイクルウェアーを販売していたのが始まりです。日本のデザインとは違って、個人的には格好良いと思えるウェアーを展開。とりあえず、ハイグレードの当たり障りのないブラックを見つけて買う事にしました。

価格は定価3,500円の品が送料込みで1,200円。サイズ確認と実用を両立しながら、低予算な申し分ない代物です。表面はフルメッシュ、掌はゲルクッション付の合皮スエード、ブラケットに当たる人差し指部分は広めのダブルステッチとそつがない仕上がり。化学繊維系の製品はマチ幅が甘いと破けてくる事がありますが、今回手にした物は比較的余裕を持って縫ってありました。ロゴが小さいのも良いですね。パッと見では何処のブランドかわかりません。サイズ感は予想通り、多少タイトです。しかし圧迫は無くなくたるみも出ないため、むしろMサイズの時より楽な印象。ウェアーもパンツもルーズフィットばかり着てきましたが、実はタイトな方が楽なんでしょうか? 表記サイズとの狂いも無く、縫製や生地の選定も悪く有りません。至って平凡ですが、丁寧かつ堅実な製品を手にすることが出来ました。

国産ブランドを否定するわけじゃないけど
チャリに乗り始めた当初、見本や在庫が豊富で間違いが無いためパール・イズミばかり買っていました。ある時『処分品だけど、物は良いんですよ』と勧められたジョルダーナのフィット感と素材の差に驚き、以来サイクルウェアーは海外ブランドばかり着ています。何処が違うか説明できない(目に見える差はない)のですが、パターン・縫製・素材選びなど国内ブランドとは確実に差が現れるので不思議。革製品・洋服・カーテンなどを長らく作ってきた文化と、反物・和服など平たい物を作ってきた文化の差なんでしょうか。小さく些細ながら、確実に何かしらの差が付いている様に思えます。
自転車ブランドのウェアーは正直敬遠しがちになります。趣味の道具ですから、コーディネートやブランドイメージなど統一したいと感じるのは皆同じはず。とは言え他にもハイエンド商品がかなりリーズナブルな価格で出ていたので、このクオリティなら欲しいなと思えます。とは言えロゴは小さめだと嬉しいですけどね。