中華製品の中から良品を探す。UV-LEDライト Lumintop IYP365を買ってみた

安価・簡単・種類色々、UVレジンが便利すぎ

 接着剤を2液エポキシからUVレジンに変更している最中。万能では無いですが、準備や仕上がりなんかを考えると、『盛る』事においてこんなに使い勝手の良いアイテムは有るでしょうか?パテに比べても強度や仕上がりにおいて劣る点は少く、少量運用が可能で短時間硬化が出来る事を鑑みると活用しない理由が見当たりません。欠けたガラスの補修・折れたツメの復元・亀裂や穴への充填など、接着より形を補う場面で殊更威力を発揮。ルアーメイキングの面でもトップコートに最適で、エポキシ・ウレタン・セルロースなんかより作業効率でも仕上がりでも遥かに優れています。工夫すれば、複雑な形状のリップなんかも作れそうですね。現状問題が有るとすれば、価格と濃度など調整が出来ない事くらいじゃないでしょうか。趣味のアイテムとしては、パソコン以来の画期的アイテムが買えたと感じます。

直射日光で硬化させるのは、もう限界です・・・

 思いつきで使い始めたUVレジンですが、硬化のための紫外線は天日を使っていました。一揃い用意して『コレ違うな』なんてなったら悲しいので、ひとまず安上がりにスタートしてみました。硬化には間接光では足りず、比較的天気の良い日の直射日光が必要。ウチのベランダでは昼過ぎには作業ができなくなってしまいます。不便に感じ始め、小型で取り回しの良いUV-LEDライトを探すことに。ネイル用・造形用・理化学用・ホビー用など色々ありますが、そのどれもが何かしらのコピー品で価格もマチマチ。正直言ってメーカー品を謳っていてもコピー品にしか見えません。ネイル用・造形用・ホビー用は除外し、以下の点を網羅する一番安いメーカーのライトを買うことにしました。

  • ブランド名を掲げ、問い合わせ可能で継続販売をするメーカーである事
  • 何処かのコピー品ではなく、オリジナル形状な事
  • サムネ写真や商品紹介がパクリでは無い事
  • LED素子・波長などスペックが表記されている事
  • 価格が2,000円前後である事

よくよく探してみると条件に当てはまるメーカーは有るもので、いずれも中華ブランドながらコピーでは無くオリジナルで展開しているブランドのようでした。その中から特に評判良く、堅実そうな商品を展開するLumintopと言うライト専門ブランドの製品をチョイス。セールだったため価格は送料込みで1,700円。単4電池 2本で公称1.5Wとの事ですが実力は如何に。

レジン硬化用の安いUVライトを探す

過去に買ってみた中華製品同様バルク包装で届くかと思いきや、見た目の良い化粧箱に入って届きました。ブリックパックに入ったホームセンターの安物より余程しっかりしていて、見た感じお金がかかってます。内容は英語/中国語の説明書・UV-LEDである事の警告表記・スペアのOリング・キレイにカットされたスポンジに収まる本体。パッケージは封印シールがされており、流通や配送中に中身を入れ替えられない様になってました。パッケージ裏面は日本仕様で、仕様表記・リサイクルマーク・申請したのかわからないJISマークが付きます。

LED素子はアメリカのベンチャー企業 Luminus DevicesのSST-10-UV 365nmの面実装品が載っていました。データシートによると3Vでピーク波長は370nm。お札で確認した所、確かにUVC波長な事が分かります。UVレジンは365-400nmの範囲で硬化する製品が多いので、若干長めの波長な事で不都合は無さそうですね。ボディはアルミ製で、スイッチはプッシュタイプ。切削や表面処理も丁寧で、加工が甘い事の多いネジ部分も良い仕上がりです。Hi→Off→Low→Off のローテーションで光量が変わるようですか、UVCの不可視光線では見た感じあまり差を感じません (有害なため直視ダメ!)。防水も偽り無さそうですし、非常に好印象な製品です。これなら釣場で蓄光塗料を光らすのにも役立ちそう。思ったより良い買い物が出来ました。

良い物も悪い物も存在する。だって13億人居るんだもの

 国民性や国家性から毛嫌いする人も多い中華製品ですが、日本人は小馬鹿にしている内に凌駕されている場面も多々あります。特に資本主義圏で多くを学び、共産圏の資金力で起業する会社の製品は脅威でしかありません。『半導体では』『精密機器は』『クオリティ重視じゃ』なんて言って、日本製で中華製品を常に凌駕してきたでしょうか。No!です。確かに先端技術で日本は健在。ですがいろいろな分野で確実に侵食され、かつコンセプトでも価格でもデザインでも敵わないアイテムが着々と増えてきています。私の知る範囲だけでも、

  • 中華アンプなんて音が悪い → 世界的に高いオーディオ機器が流通する時代じゃ無いし、ましてや日本メーカーは売れていない。求められているのは汎用品より高性能で手頃な価格のコンパクトなオーディオ製品。
    S.M.S.Lの製品は既に高性能/高価格帯に割り込んできています。中華アンプに変わるものは中華アンプしか有りません。
  • 三脚なんて誰が作っても同じ → ネーム代ばかりで進化が無いならブランド品より、低価格で改善の早い中華ブランドの方が優秀。
    BENLOは今や三脚世界シェア30%以上。SUNWAYFOTOのオリジナル雲台はプロ使用も可能で価格は半分。今やGizoでさえ立場が危うい。
  • メイド・イン・ジャパンなら高くても売れる → 同じ内容なら安いモノは安く買いたい。今や日本企業も中国生産だし中身は同じ。
    パクるだけで作る能力が無いと思っているようですが、海外留学をする高学歴者は別です。そんな人ったちが見れば、日本企業の立てた工場内に存在するノウハウは吸い上げれてしまう。真面目な中国人が最も怖い。

ざっくり計算でも人口比で13倍ですから、日本に比べて優れた人は沢山排出されます。ダメな人も、賢い人も、美人も、野心家も、ズルい人も ザックリ13倍存在する可能性があります。そんな人材に共産圏の資金投下がされるのですから、成功するベンチャーが山程出てきても不思議はありません (たぶん沢山潰れて、厳選された一握りが残れば良いと思ってる)。現状どの会社もベンチャー止まりで GE・GM・三菱の様に大きく発展するとは思えませんが、中堅企業を脅かすには十分でしょう。

『光学機器の分野で、中華製は国産を凌駕しない』と信じていましたが、デジタル一眼レフ用レンズ LAOWA 12mm F2.8 ZERO-D は国産を超えたと個人的に感じます。ニッチとは言え、コンセプト・性能・価格で対抗する製品が存在しません。大手小売店が正規流通・正規保証を行っている時点で、国内では認められた存在です。ちなみに価格は1本13万8千円也。低価格製品では無いんです。大手レンズメーカーが作ったら、きっと25万円以上になるんでしょうね。そんな単焦点レンズを買う人はほぼ居ないでしょう。だから対抗しない。正直13万円だって微妙な価格です。それでも同じ成果を得ようとするなら、選択肢としては非常に魅了的でコスパの高い商品な事に変わりありません。

高額でも良いので高性能が求められ、簡単にコピーや取得が出来ない製品は確かに存在します。例えば宇宙開発とか、軍事品とか、飛行機とか。しかしその分野で日本が売り物にしている品目は存在しません。そして自給自足では成り立たない程高価です。かなり詰んでる気がするのですが、今ならまだ間に合う気もします。財も力も無いのでどうする事も出来ませんが、せめて警鐘を鳴らす 吠えておく事にします。