道具の準備の続きの話

釣具以外の道具の選定

 前回からの続き・・・

  • メインライン変更による最適化
  • 湯沸かし道具の改善
  • 休憩の意識変更とアイテムの追加
1週休んで 道具の準備 TIN ROOF HP.
今週も芦ノ湖へ繰り出そうと思いましたが、1週お休み。その代わり装備拡充を行います。前回は、色々と思う所がある釣行となりました・・・

2点目の課題は昼食や休憩時にお湯を沸かす道具についてです。現在PRIMUSのIP-2243とEsbit ポケットストーブを所有。荷物の小型化を狙い今後はポケットストーブのみで何とかなるだろうとチャレンジするも、うまく行かなかったというお話です。

ウェーダー導入でガス機器の積載が出来なくなる

 今年は春先から温かい日が続きましたが、それでもウェーディングは体温と体力をかなり持っていかれます。熱を通しやすいナイロンウェーダーなどでは、暖を取らないと1時間も持たないと聞きました。私はヒップウェーダーながらクロロプレーン素材の物を使っているため、思った程辛くはありません。それでも温かい飲み物や昼食がなければ半日と持ちそうもない感じがします。ウェーダー導入以前はキャンピングガスバーナーを持参し出掛けていましたが、オートバイ+ウェーダーとなり機材の小型化を迫られポケットストーブでの湯沸かしに切り替える事に。沸かせる湯の量・時間・燃料の消費などを確認して持ち込むものの、いずれも条件の良いときのデータだったために釣り場では予想外の結果に見舞われました。

森の中でお昼ごはん

ポケットストーブは思った以上に横風の影響を受け、想定の倍の時間と3倍の燃料を消費する事に。カップ麺1杯のお湯を作るために14gタブレット2+1/4個を消費。残り3/4は消化する事が出来ないため、使い道無く燃焼させる羽目になりました。Esbitは14gタブレットで@140円なため、3つで420円の燃料費。これはキャンピングガス缶(225g)なら1本分、カセットコンロ缶(250g)なら4本分に相当する金額です。あまりにも燃費が悪すぎる。1回しか使用できなかったため日没までウェーディングが出来ず、体力の残っている内に自販機やコンビニの有るエリアまで撤退する事態は、残念と言うしか有りません。夕まずめまで釣ろうと思うなら、確実な改善が必要です。

利便性を取るか、小型化を取るか

 キャンプに出掛ける機会が無いため、クッカーやコッヘルは持っていません。ケトルとガスの組み合わせは非常に相性が悪く、荷姿は大きくなりがちです。コッヘルを購入して、ガス缶とバーナーを鍋の中に収納すればコンパクトに収まる上、調理の幅も広がるため魅力的な形態だと思います。ただセットで4,000円程かかってしまうため、釣りをメインに考えると最低限の出費とは言い難い選択肢です。コンパクト言え、ポケットストーブの組み合わせに比べると大きくなる事も多少気掛かりです。

プリムス コッヘル

現実的なのはポケットストーブの燃料を安いものに変える事でしょうか。昨今は100均でも固形燃料が売られていて、入手も容易です。25g☓3個で110円ですから14gのEsbitに比べて費用は1/5。1回あたりの燃料も余裕があるので、カップ麺なら2回分以上、燃焼時間も10分以上あるため場合によっては調理に活用することも出来るでしょう。考えつく中では最も低コストで問題を解決出来る手段なはずです。難点は燃料1個辺りの体積が大きく、ポケットストーブ内に収納できない事。Esbitの専用燃料の様に収まり良く収納出来ませんが、やりようは有りそうです。

固形燃料は密閉カップに収まっているので、袋から出せばケトル内に3つ収納することも出来ました。1回の釣行で使うには十分な量でしょう。スマートさには欠けますが、コンパクトに収まる点では悪く有りません。食品の容器に化学系の物を収納する事に多少の抵抗がありますが、成分が漏れ出す形状ではないため我慢します。横風用のコンパクトな風防も安価で買うことが出来ました。最低限のアイテム追加と出費で、荷姿を変えること無く『燃料コスト』と『横風対策』の両方を改善することが出来たはずです。

オートバイで行く以上、キャンプと釣りは別と考える

 昨年からキャンプに出掛けられるように、足りない道具を揃えてきました。それなら釣りの際と兼用できるような道具を選びたいと考え、しばらく迷走していたのがココ2週間の出来事です。しかしオートバイの限られた積載量では互いに中途半端になる未来しか見えません。結果として其々別の道具として住み分けることになりました。もしかしたら違うやり方も有りそうな気はします。ただ今ある道具を最大限活用する点においては、結構良い内容ではないかと思うのですがいかがでしょうか? 今後チェアやテーブルを買う上で、兼用の問題は確実に付き纏います。どういう形になるのかさっぱり想像つきませんが、そんな試行錯誤の時間も合わせて楽しむのが良いのでしょうね。

芦ノ湖 西岸