1週休んで 道具の準備

釣り場の条件は良さそうですが次週に繰越

 今週も芦ノ湖へ繰り出そうと思いましたが、1週お休み。その代わり装備拡充を行います。前回は、色々と思う所がある釣行となりました。失敗と言う程では無かったのですが、経験と準備が不足していたように感じます。主に改善が必要な点は、

  • メインライン変更による最適化
  • 湯沸かし道具の改善
  • 休憩の意識変更とアイテムの追加

となります。ヒップウェーダー導入後、初の春釣行で対策がかなり疎かになっていたと思います。加えて新アイテムと新アイディアの同時投入でダメな部分が一斉に露呈した印象。改造のダメな典型的パターンですね。変化ソレ即ち改良では無いんです。全くダメでは無いんですが、最善には程遠いので1つずつツブしていきます。今日はラインのお話。

メインラインの最適化

 前回釣行から道糸をPEラインのSIMANO PITBULL 0.8号から、ナイロンラインのAPPLAUD GT-R Trout SUPER Limited 8lbに変更しました。もともとリーダーとして使っていたものをリールいっぱいまで巻いただけです。これはPITBULLのトラブル多発による対応で、最適解はヨツアミのG-soul X8 UPGRADEへ戻すことでした。しかし該当商品が廃盤となり、新製品は旧製品ほどの性能を持っていないことが判明。代替製品が見当たらなかったため、已む無く手持ちのナイロンで対応したと言うものです。トラブルは解消し良い結果が得られたので、手持ちのリール全てにナイロンを採用する事にしました。

APPLAUD GT-R Trout SUPER Limited

しかし2500番リールなら8lbでも100m巻けますが2000番リールには60mも巻くことが出来ません。これでは芦ノ湖でフルキャストするとライン残が心もとない上に、大物がヒットすれば最悪糸が出切ってしまいます。投げる距離の倍は巻いておきたいので、最低でも90m(100yd) 願わくば110m(120yd)は欲しい所。そんな訳で、隠蔽率の増加も期待して6lbを追加購入する事にしました。ラインの太さは1.56号から1.25号へ低下です。見た目でもかなり細くなった印象。隠蔽性はPEや8lbラインに比べてかなり上昇したものと思います。強度では0.9kg(25%)低下しているため、引きちぎった際など明らかに弱くなったなと実感。だからと言って切られる事は無いでしょうけど、根掛りやカバーを攻める際には注意が必要ですね。リーダーとして使う場合と比べ、結束部が減るため実用での強度は改善すると思われます。とは言え私は扱いが荒いので、特にスナップの結束部分は今後気を使う必要が有りそう。また今まで根がかりした際はフックを折って回収する様な組み合わせをしていましたが、6lbラインはソレが出来そうにありません。ラインの伸び特性が邪魔をしますし、強度的にも難しいと感じます。

APPLAUD GT-R Trout SUPER Limited ライン比較

飛距離に関しては6lb・8lb共にPEラインに比べてかなり低下しました。感覚的に3割程低下している印象。今まではフルキャスト55m出来ていた条件でも、40mも飛んでいないような気がします。6lbにしたとしても、PE0.8号に比べて40%も体積が増すため、スプールからの糸引きが重くなり飛距離が短くなっているのだと思います。加えて、ルアーウェイトの下限が3.5gから5gへ増加してしまいました。この結果は地味に痛い。今まで主戦力になっていた5gスプーンが、無風の時にしか使えない軽量級になってしまいました。まだ試してませんがフローティングミノー等は絶望的でしょうね。陸っパリ中心に活動する予定なため、この変化はかなりの痛手です。

管釣りタックルを使って忍野でテスト

 PEを使用していた際は、防波堤・河口・河川・渓流・池・湖まで、全て0.8号ラインで済ませていました。リール1つにロッドを変更していくスタイルです。2000番リールにナイロン 6lbでも、それが可能なのか検証です。条件的に最も悪い場面を想定して、解禁間もない忍野に出掛けてきました。タックルは6.3ft ULの管釣りロッドと、1.0g~3.5gの管釣り用スプーンを使用。カバー・遠投・流れの速い流芯など試しますが、どの場面でも非常に釣りにくい印象。ラインの重量増加による抵抗がかなりネックになります。軽いキャストがとにかく決まりません。また弾道特性が変わってしまい狙った場所に打ち込むことが出来ません。特にタイトなキャストをするには、体に覚え直させる必要があります。辛い・・・。4時間程釣りましたが、凄く下手になった感覚に陥りました。なんでも無い場所でもフライを上げたり、想像より手前に着水したりと散々な結果です。慣れればコントロールできる様な気もしますが、狭い場所で強く振る必要があるため練習が必要。更に言えば柔らかくてコシの有る、短目の竿に変える必要が在りそうです。
釣果も最悪でしたが、それ以上に釣り場が酷く変化していました。解禁7日目ですが、魚はほぼ居ません。水草も減って川も年々浅くなり、近年はルールを守らない不届き者が解禁日に根刮ぎ魚を持ち帰っている模様。フィールドが死んてしまっています。松川湖に加えて忍野も足が遠のくことになりそうで、残念でなりません。

今後どうしていくか?

 レイク用タックルはナイロンでも何とかなりそうな事が分かりました。反面、管釣りや渓流などで軽量ルアーを使うにはPEの方が適していると感じています。ロッドを変える事で対応できる気もしますが、2~3千円のライン対策のために、1万円以上の支出でロッドを買い換えるのは酷く非効率。何より限られた道具で『手軽にいろんな釣りを楽しむ』スタイルからはかけ離れてしまうのは本末転倒です。メインのレイクフィッシングはある程度専用化しても、それ以外は汎用的にするのが望ましいと感じました。少なくとも2000番リールとPE 0.6~0.8号の組み合わせは、相性が良いと感じます。面倒くさいですがG-soul X8 UPGRADEに変わるラインを探すしかありませんね。時間もお金も掛かりそうで、少し頭がいたいです。