タイヤ交換後初の横浜周遊練習

散財後の練習はモチベーションが違います

 初夏から始めている“横浜 - 鎌倉”周遊練習も今日で5度目。FUSION5 TUBELESSとSLR TM Flowを装着してから初の実走になります。新しいアイテム投入によるモチベーションアップも有りますが、体の感覚をだいぶ取り戻した事が大きくスタートから楽しく走り始める事が出来ました。スタートは5時20分。気温は15℃程。辺りは真っ暗ですが、滅入る事は無く気分が良く足が回ります。いつもなら1時間50分かかる茅ヶ崎 - ハマスタ 35kmの道程を今日は1時間30分で走破。交通量が少なかった事や、過ごしやすい気温な事も影響してか良いタイムで集合場所へたどり着く事が出来ました。

新タイヤの感触は良好!技術の恩恵を嫌になる程体感

 条件が良かった事もありますが、タイヤが変わった事で得られた変化が大きく起因している様に思えます。今までは型の古いクリンチャーのOPEN CORSAに9Bar空気を入れて使用していました。転がり抵抗は低いものの乗り心地は最悪で、路面の微細な凹凸さえ刺さる様に突き上げてきます。それに比べるとFUSION5 TUBELESSは7Bar未満で使用でき、充填されるエア量が多い事から振動吸収に優れています。タイヤ素材もかなり変化してきました。転がり抵抗事態OPEN CORSAより遙かに低く、発進時や上り勾配では実感出来る程軽さを感じます。反面高速域ではそれ程大きな変化は無く、特に下り坂での最高時速には差がありません。とは言え速度維持はかなり楽になり、結果 到着時刻が早くなったのだと思われます。高圧タイヤ独特の張り詰める様なグリップ感から解放された事も大きな恩恵です。気持ちの疲労が少なくて済むのは大きな利点では無いでしょうか。雨天・悪路。ロングライドなど、この見えないアドバンテージは大きな差になって表れます。

横浜公園

 横浜練のレギュラーコースは、ハマスタをスタートし本牧埠頭を経由して16号線を南進、田浦で逗子方面へ進路を変えて葉山マリーナで休憩をする約30kmのコース。ですが今回は横須賀中央まで走り衣笠を経由して134号線へ合流、葉山の森戸神社まで一気に走る約47kmのコースを取りました。今までは平均速度23km/hに満たないローペースでしか走れませんでした。しかも緩い勾配でも17km/hまで速度が落ちてしまいます。しかし今回は速度がタレる事無く平均速度28km/hで走る事が出来ました。勾配区間で仲間から遅れを取っても200m程なため信号待ちでリカバー出来る程度。今までは15km区間で3分は遅れていたため、その変化には驚かされました。

後半区間はポタリングペースで藤沢へ

 10時を回ると交通量が一気に増えるため、森戸神社に到着して練習は終了。以降はポタリングペースで走って行きます。藤沢市内でお昼の予定でしたが、前半のペースが速かったため海を眺めながら30分程休憩。

森戸神社

その後は逗子、鎌倉を抜けて藤沢に向かいます。森戸神社から藤沢市内までは約14km。途中逗子駅前・若宮大路・長谷大仏・川名交差点と、渋滞ポイントを通過しなくてはならずペエースは上がりません。この辺りは何処も道幅は狭く、路肩に砂が浮くなど条件が良くありません。トラブルを避けつつ慎重に走り、藤沢へは11時半に到着。丁度開店したカフェのテラスで軽い昼食を取り、その後境川CRで解散となりました。

藤沢 ランチ

サドルの感想を書くには、もう少し距離が必要

 SLRからSLR TM Flowへの変化を感じるには、もう少し距離と時間が必要そうです。元々SLRでも不満無く使えていた事を考えると仕方無い事です。派生型とは言え同系列のモノですから、何ら恩恵を感じ取れず使い切る可能性も。ただ、それはマイナスな事ではありません。普段より『悪い部分を直していくから改善となる』と考えています。本来なら不満が無ければ変えるべきで無いと考えますが、今回は古びてきたための交換です。以前メーカーのフィッティングで穴あきのSLR Flowの方が骨格に合っているとも言われましたし、悪い部分が無さ過ぎて『変化が無い』と感じるだけかもしれません。以前もこれからも最良の選択だったと考えれば、むしろ喜ばしい事です。とは言えお金を出して買った物ですから『凄く良くなった!』と感じたいのは、エンドユーザーの性では無いでしょうか。