ヘジホッグスタジオのATDワッシャーを注文してみた
見えてる部分の修理は完了
ボディーは若返ったフリームス2004ですが、スプール内のドラッグは古いまま。11フリームスも中程度の中古品で購入したため、新品を手にするとドラッグが酷くヘタッている事に気がつきます。ボディに擦り傷があったり回転にノイズが入るのは気になりませんが、ドラッグの動作は釣果に直結するので個人的には凄く気になる部分。釣れるまでは全く動作しない機能だけに後回しにされがちですが、機能としては重要度高めです。パーツ自体は200円程で安価なものの、低価格でリフレッシュ出来てしまう部品に関してメーカーは供給してくれません。修理センター送りになるそうですが、技術料・送料合わせると部品代の10倍以上請求されるのはいかがな物でしょうか。流石に許容できないので今回はサードパーティーの部品を使って対応しました。
サードパーティーの純正部品を使ってみる
追加のベアリングやリールのアクセサリーを販売するヘジホッグスタイル。そちらで購入する事が出来るATDドラッグワッシャー(単体)を使って直す事にしました。価格は送料込みで600円程。メーカー供給品と同じらしいですが、見比べていないので詳細は分かりません。パッケージにはグリスアップ済みのドラッグワッシャーと説明書が入っていました。
元のドラッグはUTD(Ultimate-Tournament-Drag)で、ウレタン素材のワッシャーと粘り気の強いグリースで構成されています。新しいATDドラッグは素材がフェルトになり別の種類のグリスが塗布されていますが、それ以外の要素は変わりありません。説明書通りに分解し、流用パーツに着く油分をパーツクリーナーで洗浄。逆手順で組み立てを行い作業終了です。
脱脂に使うケミカルは何処にも有るとは言い難いものの、作業自体は定番の道具類のみで対応可能。見た感じでは『こんなので良くなるのか?』と疑問に思っていましたが、元のパーツがかなり痛んでいたため回復具合は良好。作業時間も5分と掛かりませんし、破損の可能性も少ない部分なためDIYで済ますには打って付けです。特に小型リールはワッシャーの枚数が少なく安上がりに済ます事が出来るため、今みたいな時期にはピッタリの作業ですね。
変化の程は・・・
昨年末に購入した17エクセラーに比べて、部品構成は同じなのに機能的には若干劣っているように感じました。とは言えグリスが干上がったUTDに比べれば雲泥の差です。1クリック毎の微調整が感じられるようになりましたし、ドラッグの滑りが変わりました。特にラインの出が加速しなくなったのは嬉しいですね。これだけでラインブレイクやバラシを減らせます。1,000円でおつりが来る金額なら、凄く嬉しい結果ですね。強くオススメする程では無いですが、ドラッグが傷み始めてると感じているようなら試す価値はアリだと思います。