3週目は桂川 忍野地区へ

3連休で地方は裏道まで渋滞だらけ

 釣り場は程良く空いているのですが、国内観光地や幹線道路は結構な人出です。都内に行くはずだった人と海外に行くはずだった人が手近なスポットに押し寄せたからでしょうか。Google Mapの案内もあり普段は地元しか通らない細道まで県外の車が入り込み、更に混み合う抜け道に入ろうと右折ウィンカーで道路を封鎖なんて場面に何度も出くわしました。見切りの悪い運転手も多数見受けられ、年末年始のソレより恐怖を感じる機会が多くてかなり疲弊した感じです。

忍野は初心者には最適なフィールド

 12歳の釣りを始めたいお子と、釣り経験の無いお父さんを連れて忍野村の桂川へ。ここ3年は魚影が薄く川底の様子もあまり良くない桂川ですが、足場が良く水が綺麗で自然と人工の交わり方が程良いこの川はレッスンには最適です。3月は下草も少ないので踏み外して落水なんて事も無いのが特に良いですね。遅めに出発し、午後イチで現地入り。リバースエッジはお昼で混雑していたため、ローソンで日釣り券を購入しました。今年から価格が変更されて1,000円になっています。

 まずは自衛隊橋の辺りでキャスティングの練習。例年釣れないながらもソコソコ見て分かるくらい居着くポイントですが、ぱっと見『大丈夫か?』と思う程魚影がありません。魚を見ながら練習できればテンションも上がるかと思ったのに残念です。その後は川沿いを散策がてら忍野堰堤まで下りて本番開始。上流がダメだと忍野堰堤もダメな場合が多い感じですが、足場が良くて障害物を気にせずキャストが出来るポイントはココ位ですからね。3時間程居ましたが、釣果は無くバイトも浅めで非常に渋い状態。解禁最初の土曜日なはずなのに散々な感じです。日没後に四季の杜前に移動。ここも混雑するポイントですが、18時を過ぎると熱心な地元のフライマンが数人残るだけで良いポイントに入る事が出来ました。今の忍野では最も水深のあるエリアなので、必ず魚が着きます。夕闇の中、初心者2名に何とか釣果を作り19時に現地を離脱、帰路につきました。

ルールの変更と入漁料の増額は必須

 忍野エリアは狭い範囲に多くの釣り人が入ります。魚のキャパも低く競争は激しいのに、キャッチアンドリリースは推奨されているだけで10尾までの確保が可能なルールになっています。管釣りでさえ持ち帰りは5尾程度だったりするのに・・・。今年は値上がり増したが、入漁料は昨年までは800円でした。そんな最中、解禁日は毎年上限を超えて幼魚まで持ち帰る輩が多いのだとか。狭いエリアでも気持ちよく観光客と釣り人に足を運ばせるつもりなら、キャッチアンドリリース区画は今以上に広げるべきですし、入漁料も1,500円まで上げても良いと感じます。釣る環境が整わないエリアに人は集まりません。昨年も今年も解禁直後の様子を見て、私は年券の購入を断念しました。アングラーは観光客で無いという考えなら構いませんが、そうで無いならもう少し厳しいルールとフィールドの整備をして欲しいと感じます。