感染対策、一つ目の区切り
25日午後7時、非常事態宣言 解除
日本全土に発令されていた非常事態宣言は25日に全都道府県解除されました。48日間の中で困る事はあれど大きな混乱は無く、悲しい事は有りましたが噴火・地震・津波ほどの悲惨さを味合わずに済んだ事を幸いと思わずにはいられません。とは言え神奈川は楽観的な状況という感じでは無く、実数としてはヤバさを秘めていると思うのですが、その事を気にとめる人は少ない様です。
この騒ぎが始まって以来、巷では日次の数字ばかりが注目されていますが重要なのは増加傾向なのか終息傾向なのかなはずです。7日間における新規感染者数と総感染者数のグラフは、当初より分かりやすく置かれた立場は示してきました。現在の状況を見るに終息の方法に向かっている事は間違いありません。ただ着実に減少させている東京と大阪に比べ、神奈川・北海道は一定の数で新規感染者を出している事が分かります。インフルエンザなら感染対策で対応できる数値なのでしょうが、予防策を持ち合わせていないCOVIT-19においては安易に喜べない状況な気がしてなりません。人口の密集する横浜・川崎周辺での感染がほとんどの様のですが、全地域で満遍無く感染者が出ていた事を考えると気兼ねなく出歩く事が出来るまではもうしばらく時間が掛かりそうです。
個々の力で乗り切った、今後こそ国が気張る時
大事に至らなかったのは正に日本人として個々が堪え過ごした結果でしょう。数パーセントにも満たない節操の無い者を取り上げて『多くの人が』と全体を蔑む輩は後を絶ちません。しかし見回してみてください、家族や友人や近所の人達は節操なく無秩序でしたか?そうでは無いでしょう。全てで無い事は確かですが、それを遙かに上回る多くの人達の秩序で今日が迎えられた事は紛れもない事実です。我々は国を支えました、今度は国が我々を支えるターンです。防疫・経済・安全保障など、この数ヶ月で激変した世界に対応すべく改めて動いて頂きたいと切に願います。
この戦いは終わった訳ではありません
今は最悪の事態を脱しただけです。私たちは今後も正しく知り、正しく恐れなければなりません。そのためには正しい情報と知識を選び、自ら選択するしかありません。今は一人でも情報を集める事が出来る時代。正しい判断をすべく、今一度 自身の判断力を鍛える時だと思うのです。