4年ぶりにチャリに復帰

友達のチャレンジに便乗して

 以前は結構な頻度で乗っていたロードバイクですが、色々あり近年は遠ざかっていました。先日友達から自転車購入の相談を受け、コレを機会に自分も復帰する事に。長らく壁のオブジェと化していたフルカーボンと屋外保存で下駄に使ってたチャリを整備する事にしました。降り積もった砂 ホコリと古い油を洗い流し、各部品の劣化を確認。 下駄車はサビや油汚れが酷いものの、清掃 注油と前後タイヤ交換で復活しそうです。見た目が綺麗なフルカーボンは清掃も注油も楽に終わりましたが、リアディレーラーのプーリーが割れており要交換。ウチのコンポはSRAMの初期型Forceなためスモールパーツの入手は絶望的です。なかなかハードな再スタートとなりそうです。

出来る事から作業開始

 とりあえずタイヤを海外通販で注文。国内価格の半額程で買えるものの到着までは約15日かかります。その間にチェーン・スプロケ・ホイールハブの清掃注油。2台分ですが3日程で片付きました。そうこうしている内に海外便が予定より早く到着。さっそくタイヤを取り付け、下駄車は早々に作業が完了しました。

Wiggle 個人輸入

SRAMのRDにシマノのプーリーをぶち込む

 Forceの方はひとまず情報収集からスタート。ネットで寸法やパーツスワップの書込みが無いか探しますが、有力な情報はありませんでした。社外品の互換パーツも探してみましたが、どのメーカーも非対応。純正品でも検索しましたが1つも見つける事が出来ませんでした。同様の悩みを抱える人のブログを何件か見つけた物の、ウチのパーツは古いためイマイチ参考になりません。ひとまずシマノの部品寸法を検索して手持ちのパーツとの差を調べる事にしました。

  • SRAMはガイド・テンション 共に内径8.0Φmmのシールドベアリング
  • ベアリングシムを合わせた厚さは 共に7.8mm
  • ガイドプーリーのベアリングシムは内径4.1Φmm 細めのネジを採用
  • テンションプーリーのベアリングシムは内径5.1Φmm シマノと寸法が近い
Simano RD-5600 プーリー寸法

調べたところ、シマノのプーリーはグレードによって多少異なるようですが、厚みはだいたい8.0mmとの事。0.2mmの差なら干渉やネジ長の心配はしなくて良さそうです。テンションプーリーは無加工取り付けが可能との検証結果を見つける事が出来たので一安心。問題はガイド側ですね。シマノのガイドプーリーは固定式では無く左右にスライドする作りになっています。しかもその構造は特許が取られているとの事。つまり100%互換が無い上に設計思想も構造も異なります。取り付けボルトはシマノの方が太目、従ってSRAMのネジを入れる事は可能です。加工する可能性が消えハードルが下がりましたが、うまく固定できるかどうか心配になってきました。特殊構造のベアリングが使われていた場合はかなり厄介です。願わくばボールベアリングを採用した上位機種のパーツを使いたいところですが、寸法合わせで加工が必要になった際に手も足も出ない可能性が大。なので、今回はメタルブッシュを採用しているRD-5600のパーツを使う事に決めました。値段も安いし、最悪ダメでも思い切って加工が出来ます。そして懐が痛みません。

Amazonでも常時在庫の安心感

 値段も高く、最悪アメリカから直輸入も考えなければならなかったSRAMのパーツに比べると、シマノのパーツは近所のショップでも在庫しているようです。それどころかAmazonプライムにさえ在庫があって驚きました。夕方に注文して翌々日の午前中には届くお手軽さ・・・次に自転車を買う際は全パーツシマノで統一すると心に決めましたよ。

 さっそく現物合わせしてみましたが、情報通りテンション側は無加工で取り付け完了。ガイド側はキッチリやるならシマノのネジを買ってきて手を加える必要がありそうです。ただ幸いに、ネジとプーリーに密着性を求める構造ではありませんでした。元の設計もそうですが、ネジの役割は脱落防止と左右からの締め付け。シマノのプーリーでも、取り付け位置を出して強めにネジ締めすれば動作的には問題無しです。メンテナンス台の上ではオリジナル部品の時よりスムーズな動作をしている様に見えますが、実走ではどうなる事か・・・コレばかりは試してみないと在りません。

アルミのペダル面

 送料合わせのため、SPDペダル用の金属製フラットプレートも購入。今まではプラ製のリフレクターユニットを使っていましたが、踏み面が小さく足が疲れるためワイドタイプに変更です。お値段は1,580円。以前はもっと高かった気がしたんですが、安い類似品が出てきたようです。

アルミのペダル面

仕上がりは・・・多少雑ですが踏みつける系のパーツなので気にしません。バリも無くネジ穴もしっかり付いていたのでむしろ満足度高め。商品サムネールには白い泥汚れのペイントと聞いた事無いメーカ名のロゴが入ってたのですが、実際には無地でした。だったらブラックにしたんだけどな。まぁご愛敬でしょう。さて準備は整いましたので、後ほど試走に行ってきます。