"美味しい" お酒の感じ方?
欲しいのはアルコールか、それとも酒か
元々そんな飲む方では有りません。飲酒後は決して調子よく過ごせる日ばかりではなく、その量も多くはないから。それでもお酒が嫌いというわけでは有りません。何に限らず口にするなら美味しいモノにしたいと強く思って生きています。どうせ少量しか飲めないのだから、凄く美味しいのが飲みたいと思うわけです。
缶入りの製品を酒の種類にかかわらずチューハイと呼ぶことがあります。安価なアルコール飲料の代表になりましたが、「とりあえず生」と並んで、酔えれば良いと言っているようで好きではありませんでした。蒸留酒を炭酸で割って口当たりを良くしたらチューハイ、黄金色で苦みがあれば生とするのはあまりにも大雑把で好きでは有りません。作り方や材料・味も含めてもう少し向き合いたい気がするんですね。

そんな中見つけたのがオリオンビールが作る 缶入カクテル です。ココではあえてカクテルと表しますが、これも缶酎ハイの一種です。果汁・炭酸・アルコールのバランスが良く、素性の良さが感じられます。スピリッツの姿が見えてこないのは少し残念ですが、その分シークワーサーの爽やかさが心地よいですね。食前や食中ではなく、コレだけを口にしたいと感じる点が私にとっての「美味しさ」の定義だと思います。
人が作る最も自然からかけ離れた供物
日本では古代より、自然の恵みを神に捧げてきました。そんな中で酒は、自然の恵みに人の知恵と手間を加えて作られる、極めて人工的な供物です。時代や場所によって酒そのものは変わりますが、人の技を尽くして神に捧げるという行いには、不思議と共通した価値観が感じられます。身近ながら興味深い側面を持ち合わせる酒ですが、今は少し蔑ろになってる気がして悲しいです。材料でも産地でも製法でも、少し掘り下げると興味深い点が多いのも酒の特徴。そう言った飲みが出来る仲間が増えたら凄く楽しいのになと思う今日このごろです。


