プラリペアを使ってオタマを直す
連休は遠出をせず近所と自宅で過ごす感じ
今年の連休は前半と後半に分かれる形でしたが、人出としては其々バラバラで集中した混雑や混乱は見受けられなかったようです。私の中では恒例ですが「皆が出かけている間は無理で出掛けない」パターンだったので、横浜くらいまでは行きましたが基本自宅で引き籠もり。気になっている工作と作業があったので、事前準備してそれをしていた感じです。作業自体は簡単で直ぐ終わるのはわかっていたんですが、準備や作業に余裕を持って当たれたので良かったですね。
" 埋める " 事ができるパテとは違う新しい形
台所で使っている小さなオタマの柄をヘシ折ってしまいました。同じミスを二回立て続けにしてしまったので、今回は買い替えではなく修理することに。一度 二液エポキシで着けてみたのですが、水気が入るため先日 接着部分から剥がれてしまいました。3年以上は保ってたので同じ処理でも良かったのですが、以前から気になっていた接着剤を手配です。

これも2種混合の製品で、接着と言うよりは造形・溶着がメインに代物。用途としてはエポキシパテや2液エポキシと同様ですが、主剤:微粉末 / 溶剤:液体と言う構成です。海外等で瞬間接着剤と重曹を使ったテックミームが流行ってますが、こちらは単に固化させるのではなく主材を溶剤で溶かした上で溶着する仕組み。溶剤もシンナーっぽい匂いですし、取材は溶けて馴染んだ後に硬化するので仕組みとしては全く別物の印象です。接着剤としては強度が出難いようですが、面取りをして馴染む面を稼げば今回のパターンでも対応可能な様です。
- 注射針で溶剤を少量 主材容器へ垂らし混合物を作成
- 団子状になった混合物を接着面に貼り付け
- 必要な面積分これを繰り返し硬化が始まる前に整形、固定
- おおよそ2分で動かなくなり5分で硬化完了
初めてだったので主材と溶剤のバランスが難しかったのですが、これは回数を重ねれば上手になりそうです。エポキシと違い混ぜる量に厳密さは必要ない感じなのが良いですね。ただ主材が多めだと溶着が弱くなるかもしれません。今回は溶剤少なめでゴマ粒大のお団子(混合物)を作り、接着面の両面に貼付け圧着で余分を押し出す感じにしました。押し出されたモノの上から溶剤を追加し、取材がしっかり溶け込んだのを確認して、固定・整形・硬化させました。硬化後に平ヤスリで形を整え完成。タジマのサンダーSAで削りましたが、柔らかすぎず硬すぎず程よい作業効率です。時間が立つともう少し硬くなるんでしょうか?いずれにせよパテ同様に削れるのは有難いです。
木材・ガラス・陶器・樹脂など柔軟に使える
樹脂により相性が出るようですが、それにしても対応の幅が広くて助かります。パテと違い液剤を使うので流れ込みが良く、二液に比べて硬化が早い点は本当に差号効率が高くて良いですね。反面、軟性は皆無なため新たな破損につながる点は注意が必要そうです。自動車修理などで外装パーツに使っているのをネットで見ましたが、別の場所から折れてしまうのでは?と少し心配になります。また溶剤がかなり化学薬品(シンナーのような)臭いので、個人的には頭が痛くなります。幸い換気をすれば室内に残留物質が残り難い様子なので、あまり深刻そうでない感じ。いずれにしても新しい修理の選択肢ができたのは嬉しいですね。" 着ける " だけではなく " 盛る・削る " が少量からできる今までに無い製品だと感じています。


