円錐型ディフューザーの試作3号を制作
試作品の改良案を考える
前回 部材・サイズなど大まかな仕様で試作した円錐型ディフューザー。実用に耐える形にするべく改良案を考えています。PPボードを追加購入して新たに作り直そうとしていたのですが、試作2号機を保存する理由が無いため今回はリメイクして対応。課題は「組立て、解体を容易にする」こと。テープでも運用に問題は無いのですが組立ては結構手間ですし移動や設置に際して不安定です。何より手作り感が強く見窄らしい仕上がり。持ち出す気も売る気もないですが、それでも見た目は良くしたいと考えてしまいます。
まずは スリット&タブ でジョイント式に加工しましたが、コレは失敗。思った以上にタブの面積が必要でした。またスリットは大きいと強度が落ちますし、小さくすると加工が手間な上に精度を出すのが難しい。出っ張りや穴が有ることで破損の恐れも出ますし、この案はボツです。
プラ素材のスナップが安価で手軽
一回り小さくなりますが、タブとスリットの部分を切り捨てて再スタート。次はホックを使って連結してみます。 大雑把に縫い付け・カシメの2種あり、其々 金属製とプラ製の計4種類。更に細かく色・直径・形状など存在します。今回はプラ製のカシメホックを100均で購入。4組 100円で13mm 白色のモノを選びました。


2mmポンチで下穴を作り、指で押し込めば取り付け完了。簡易ホックですがカーブで引っ張られても外れる様子はありません。金属製のホックに比べ厚みが有るため隙間が目立ってしまいます。重なりに余裕を持たせたので問題ないものの、見た目がヤボったいですね。あとホックの影が落ちるようになったので気を使う必要がありそうです。透明なプラ製の縫い付けホックなら透けそうですけど、取る付けが接着になるので扱いが難しそうです。


ホック式は想像通り設置撤収が容易で良いですね。テープに比べ建付けが良く、移動や設置がすごく楽になりました。加えて、一面だけ半開放出来るため側面からも撮影可能です。別の形のパネルを連結すればボックス形状にも出来るはず。今のところ良い形状が思いつきませんが、追々 形にしていきたいと思います。ひとまずはこんな所で良いのではないでしょうか。
結果的に1,000円でお釣りが来た
思いつきで作ってみましたが、思ったよりも良い感じになりましたね。金属ホックで作り直しも考えましたが、試作3号機の出来が良かったので当面はコレを使っていく予定。収納の都合で4分割パネルのディフューザーを自作したわけですが、結果的に製品版の1/4の費用で作れました。また試行錯誤の時間は何気に楽しかったです。活用の目処はないのが残念ですけど、その分気負いすることなく取り組めた気がします。
大きな端切れと使わなかったPPボードが結構な枚数手元にあるんで、この使い道は別途考えないといけませんね。


