六角レンチをメインからサブの道具に変更

レンチのみで対応したたけど

 基本の工具としてKTCの六角ボールポイントレンチを長らく使ってきました。減り方を見ればお分かりの通り5mmと6mm位しか使用形跡がありません。不意に10mmや2.5mmの出番も有るため、セットを購入した事に損は感じません。大きな不足が無い代わりに特筆して良い点も無い製品と言った印象。全長がやや短い事と大きな力をかけると撓る事を考えると、もっと別の選択肢も在ったのではと思ったりはします。

Wera や PB SWISS のレンチは憧れますが、この不便さはそう言ったことで解消するものでは有りません。当時は聴く人間や訪れる店で選択肢が狭まる時代でした。" ソケットは3/8sq. ・ メーカーはKTC ・ オイルは純正・標準を選べば 間違いない " 考えは確かに失敗の少ない選択だった事でしょう。ですが 「 間違いない選択 ≒ それ以外は不正解 」 では無いのもです。若い時分は他の人から聴く情報と個人の価値観を判別が出来ずモヤモヤしましたが、今となっては良い勉強だったと振り返ることが出来ます。

AmazonセールでTONEのツールが凄く安い

 TONE や ko-ken を選択するならソケットレンチで違うアプローチが可能だとの考えに至ったのはつい最近の事。ハンドル長200mm の標準ラチェットなら不便を感じるだろう六角ソケットですが、コンパクトタイプなら解消する事に今更気が付きました。バイクのボルト類はそれ程高いトルクで絞まっていません。そのため柄が短い事で起こるトラブルは少なく、スペースの問題からむしろ標準サイズの方が邪魔となります。そう思ったら手持ちの道具が不便な選択肢ばかりだと気が付き急遽追加で調達する事になりました。Amazonのセールで TONE製品が特に安くなっているため 4mm と 5mm のソケットを購入です。

元々持っていた 6mm と 8mm を合わせ、今のバイクで必要なサイズを揃えることが出来ました。加えて10mmが在れば不意の対応も可能ですね。価格は其々 327円 と 374円 で KTC に対して4割ほどの価格。嵌合や製造の質など見た感じ差は感じず、ネジへのフィット感も大きく変わる感覚は有りません。ショートラチェットを持ち合わせていないため活用の場面は限られますが、今まで苦労していたネジへの対応が緩和されるのは確実。早く使ってみたいと思う反面、故障起きてほしくないため変なキモチになっています。

自動車整備はしない私にとって

 世の中の「 中央値 」は必ずしも自分と「 近似値 」であるとは限りません。私の扱うネジの多くは家庭用とオートバイ用の2点のみです。そうなると自動車整備基準で出来ている標準的工具は一律サイズでも使用トルクでもオーバーしている訳で、それは不都合でしかありません。そんな単純な事に気が付くまで20年かかりました。

もっと視野を広く目的を真摯に見つめないと意見や価値観に振り回され自身だけが損をします。" 頑固であれ " とは言いませんが、多く知り学んだ事でたどり着いた答えが他の人と違うモノだったとしても、その事に不安を感じる必要は無いと思っています。未熟な際に目指した「 キレイに揃う 」 手持ちの工具は気がつけばロゴも年式もバラバラの姿に変わりました。ですが今はむしろシックリきているので不思議です。