TARION カメラスタンド購入
中華製品の悩ましい点
デスクトップでマイクスタンド代わりに使っていたカメラアーム VIJIM LS08 が壊れてから数ヶ月が経ちました。3節ある角度固定ネジの内1つでネジ穴が破損したため現在は2節で不便に感じながら使っています。中華製品アルアルなのですが、アイディアや構造は悪くないものの「 固定用ネジのネジ穴 」 とか 「 ヒンジ部分の取付 」 だとか精度や強度を必要とする部分の手抜きが露骨。アメリカ製や日本製だと補強や高額な部材が使われる箇所ですが、見た目で判断できないと思うと露骨にコストカットが入ります。使用開始時は良くても数回使うと歪が出て壊れてしまう製品が多く見られるため特に無名メーカの製品やコピー品は注意が必要です。以前聞いた話では「注意を受けなければ、それは承諾と同義」つまりクレームが来なければ問題にはならない考えなんだそうです。Leofoto や Godox などメジャーになりつつありサポートも出来ているメーカが有るものの、それら成功した企業も含め評価の足を引っ張っている辺りは非常に残念でなりません。ただニッチな要望に応えるのもまた中華製品。故に無碍に出来ないのが本当に悩ましい所です。
単純構造のゴツいスタンドを購入する
安価なマイクアームを探してきても良かったのですが恐らく中華製で長持ちはしない事でしょう。それにマイクにしか使えない機材の調達は効率悪く感じて再びカメラアームを選択してしまいました。ただ前回の失敗を踏まえて 「高耐荷重」「単純構造」「前評判の確認」をした上で選定しました。


TARIONのカメラ用マイクスタンド(L) 。VIJIM LS08が2,000円くらいの製品でしたが、こちらは倍くらいの価格でペイロードは3倍です。TARIONも例に漏れず中華のカメラ製品メーカですが、一過性の展開でなく継続的かつ幅広い販売を行っているメーカです。瀬戸弘司のYouTubeチャンネルで、手元撮影用のアームで使っていると紹介されていたような・・・。


関節の固定が単純だったり、スチール部材(詳細はわからないけど)を多用している点で、耐久性など少しは期待ができます。ギザが付いた固定金具なため滑ったりはしなさそうですが、無段階調整は出来ないためマイクスタンドとしては使いにくいかもしれません。ただ構造は単純なため万が一破損したとしても補修や加工で対応できそうな点は良さげです。ペイロードが3kgも有るので機会があったらデジイチ+単焦点でデスクにセットしてみたいですね。仕事で何処まで活用できるかは今後の課題ですが、工夫次第でスタンドが建てられない場合でもストロボやレフ板など支える機材に使えたらなと考えてたりしています。