1/4Sq.のショートスピンナハンドルと言う、ニッチな工具を試す

Amazon初売りはブラック・フライデーより魅力的

 Amazonのブラック・フライデーでは欲しいと思えるアイテムの値引きが無かったのですが、初売りには何気に気になるモノが大幅値引きされていてワクワクしました。暇な時間をつぶすのにかなり活躍した気がします。必要性は低いのに『持ってたら楽しいかも?』っと衝動買いしたくなる物が多かったので物欲を抑えるのが大変でしたが、その分見ていて楽しめた感じです。USB-C接続のドングルタイプDACとか、オモシロイラストのミリタリワッペンとか、キャンプ用コットとか 必須かどうかはさて置き楽しく使えるかも?しれないアイテムが目に止まった気がします。

値段で折り合いが付かなかったアイテムを入手

 個人的な話ですが、自転車用に売られている車載工具が非常に嫌いです。貧相な割に高額で、何年経っても進化が無い怠惰な製品が溢れています。品質や精度面ではKTCからリリースされる様な物が補いますが、問題はソコでは有りません。形状が一律折畳み形状で横幅が張り、それ故に振り角が確保できない点です。シートポストなど障害物周辺の調整ネジでは、工具は入っても回す事が出来ないなんて事は珍しく有りません。基本整備はショップや自宅になりますが、出先で必要となるのは微調整。そのために工具を持ち歩くのに、高かろうが安かろうが一律機能しないで困っていました。そんな訳でビット工具を活用しセットが組めないかしばらく検討。理想はDEENのフレックスビットスピンナーハンドル、遊びココロ出すならPWTのビットラチェットセットと思うものの何れも条件を満たさす断念。積載効率と導入コストを加味すると、なかなか都合の良い製品が見つかりません。

  • 短くて軽量なビットハンドル
  • 価格はハンドルだけで1,000円前後
  • ある程度力も入るが早回しもしたい
  • ヘッド回りはとにかくコンパクトに

条件に照らすとTONEのショートスピンナハンドルにビット・ソケットの組み合わせが良さそう。ですがDEENより手頃とは言え、価格は定価:2,330円 / 売価:1,600円。価格で折り合いが付かずにいましたが、初売りにて1,226円となっていたのでポイントを活用し条件をクリアーさせてみました。

TONE,KO-KEN,工具
TONE,KO-KEN,工具

仕様だけ見ると ハンドル長:100mmのシブイチ工具はオモチャ感が漂います。カーメンテやオートバイメンテ用では買おうとは思いません。しかしチャリの場合 ネジ締めトルクが5.0Nm程度なため、この長さが丁度良く作用します。錆びやロック剤付きのネジも有るので、ビットグリップや折畳み工具では対応できない場面でもハンドル形状なら対応可能。重量:65gはチャリ工具としては重量級ですが、まぁ許容範囲。2/2.5/3/4/5/6mmの六角ビットセットと合わせてもシートバック・ツール缶のどちらにも収まります。むしろ積載効率は従来より高いのではないでしょうか。

TONE,KO-KEN,工具

表面処理も、締結部分も、嵌合も質が高く、単に道具としても優れています。それでいて安物感は皆無。『撫でていて気持ちの良い』と書くと変態チックですが、小さくてもハクオリティなため所有欲を満たします。車載にするために買いました、出来ればデスク回りで使いたいアイテム。目に付く所で活用したいと感じる製品だと思いました。二本目?は買わないですが、在っても悪くないように感じます。