AI技術に乗り遅れたくない

"流行りのキーワード" で済ますと、機会を逃す

 YouTubeもBluetoothもWordPressも、キーワードとして認識したのは結構早い時期だったように思えます。そんな人間 世の中には山程居る訳ですが、いち早く知識として身につけようと動き出す人はそう多くありません。消費をする側か 生み出す側か、何方側に立ちたい? そう考えると選択肢を探すのに、そう難しくないはずです。とは言え実際に一歩目を踏み出すのは、慣れてないと中々難しかったりするから面倒ですね。私自身、動画系は勉強にための費用が確保できず断念・Bluetoothは忙しさにかまけて機会にチャレンジせず・WordPressは触れる機会が有ったのに見向きもしませんでした。今思うと其々タイミング的にはベストでした。自ら機会を不意にしてきたんですから愚かしい事です。時間・健康・正常な精神が無く厳しい時期だったため仕方ない面もありますが、今は そのどれもが手元にある(お金は無いけども)。新たな技術について少し学んでみるにはよい機会ではないでしょうか。

ちょっと便利になり始めた今が学び時?

 初めて買ったスマホはAndroid 4.0の開発機 Galaxy NEXSUSで、AndroidOSはこのバージョン以降劇的に良くなっていきました。AI技術も、当時のAndroidと似た状況ではないでしょうか。流行りのキーワードから、目に見えるサービスへと変化し始める時期だと感じています。昨年くらいまでは、プログラム知識が必須の状況でしたが、今後は一般ユーザーが特別なツールや言語を還さなくても使えるサービスへと昇華されていくように感じます。技術的にも向上しているようで、OpenAI社のChatGPTは3.5の段階では "幼児と会話するレベル" の内容だった所、4.0で "成人との対話レベル" にまで発達したとの事。プログラム開発やその他分野では、既にAIにより形つくられたシステムやサービスが稼働し始めていると言う話も聞きます。自身の生活でどう活用できるかは未知数ながら、概要くらいは学んでおいて損はないタイミングだと感じました。

情報収集の中で、マイクロソフトのWebブラウザーEDGEが同社が支援しているOpenAIのサービスを一部無料で提供しているとの情報を拾いました。バージョン的には3.5と4.0の中間程度の能力らしいですが、専用のプログラムや環境を用意すること無く、ブラウザ経由で体感できる仕組み担っている様です。機能的にはかなり簡易なモノとなりますが、一般ユーザー向けに簡素化された仕組みみたいなので早速活用してみました。

手始めにメールの添削や情報の検索で使ってみましたが、まだまだ仕事で使える程の完成度では有りません。ですが キーワードで絵を生成する『Image Creator』は、個人的に面白いと感じる内容でした。試しに 郵便ポストのアイコンを生成。短時間で異なる配色・形状・色彩のモノが表示されました。配色デザイン的にはポップで楽しげなモノですね。意味合いや機能を加味すると手直しが必要な内容ですが、アイディア出しと考えれば十分使えるレベルです。私の得意とするテイストではない絵が出てきた点も良いですね。困った際にアイディア出しなどで使えそうです。続いて生成したイラストをGoogle画像検索で一致画像がヒットしないか確認。何処かにオリジナルが有ったり参照しているデータが有るはずなのですが、すくなくとも分かりやすい著作物をマルパクリしている訳では無いと考えられます。完全オリジナルで生まれたモノでは無いと考えますが、この内容ならオリジナル要素として成立している様に感じます。

当サイトのアイコンを生成してみる

 より具体性のあるキーワードを実行してみましょう。当サイトのアイコンを生成すべく、いくつかの注文を発信。「TinRoofHPのアイコンを制作して」「トタン屋根HPのアイコンを生成して」では、分かりませんとの解凍が出てしまいました。固有名詞や無名なモノに関しては流石に無理が有ったようです。次に「トタン屋根がモチーフのアイコンを生成」でチャレンジです。こちらは成功しました。「カワイイ アイコン」「クールなアイコン」など複数試してみましたが、悪くはない結果です。1点気に入ったテイストの画像が生成されたので、それを元にイラレでトレースしてみました。

AI技術に乗り遅れたくない
AI技術に乗り遅れたくない

一見手書き風でしたが、機械的に生成されているので何気に左右対称だったり歪みが少なかったりと面白い感じです。色彩や形状も、私自身あまり使わないテイストなので意外性が合って良いと感じました。一人でこの内容に辿り着こうと思うと膨大な時間と練習が必要となることでしょう。しかしAIが脳の一部を肩代わりしてくれると考えれば、時短かつ効率的にアイディアの幅が増やせそうだと感じました。後は其れ等をどう活用していくかですね。頼りすぎてバカにならないようにする必要は有ると思いますが、不足している知識やセンスを提案してくれるモノだとすれば積極的に活用していくのが良いように感じます。