以前買ったノイズ対策品、その後は?
考え方は人それぞれ、私は着けたいと思ってますけども
7月に購入したオーディオ用の電源用ノイズ対策品ですが、比較的気に入って使用しています。変化が有ったかと問われれば『有ります』、気が付くかと問われれば『微妙』といった感じなんですけど・・・ある日外されてても気が付かない程度の変化が得られました。元々オシロスコープでないと確認できない程のノイズの話です。機器が誤動作したり機能不全を起こす様なモノではありません。そういったモノへの対策ですから自己満足と贅沢のために行っている行為な訳で、正直成果は二の次だと言わざるを得ません。しかし原理や作用を考えると、私個人としては着けておいて損はない代物だと感じます。
- プレーヤー:MusicBee
出力をWASAPI (Exclusive)に設定、音源はMP3 / Wav / FLAC 形式 - DAC :PRODIGY CUBE
OPAMPはAD747 / OPA627AD / Muse02のいずれか、ボリウムをALPS製に交換 - アンプ:Topping TP22
コンデンサをニチコンのオーディオ用に変更、ボリウムをALPS製に交換、
リニア電源 + FX-AUDIO Petit Susie & Petit Tank ( フェライトコアはオーミット ) - スピーカ:Cembridge Audio SX-60
配置幅は900mm、スピーカースタンドでリスニングポイント調整、 フロントバスレフで詰め物無し
今の機材はこんな感じ。スピーカーの間隔が極端に狭く、リスニングポイントが近距離で、音量が上げられない『ニアフィールドリスニング』環境。PCから音源を再生、USB-DACとコンパクトなD級アンプ、壁や家具とクリアランスが取れない、デスク上に配置したスピーカーを鳴らす これら構成を『プア オーディオ』と呼んでます。AB級アンプも検討しましたが、今の環境では置き場が確保できません。DACやアンプが古い機種なので昨今の高性能なのに変えたい考えも在りますが、更なるノイズとの戦いが発生しそう。そして確実な成果を求めるならスピーカーに投資したほうが良いと思うのは早計でしょうか? DAC 2万円 / アンプ 2万円 / スピーカー2万円 でデスクトップを快適に楽しく過ごす環境つくり、思った以上に制限があって『良くしよう』と思うと何気に難しいと感じます。
ノイズ対策は比較的安上がり
ノイズ対策はそんな中でも比較的容易で、安上がりに感じます。FX-AUDIOのコイルとコンデンサは両方買っても3,000円ですし、部屋の中からノイズの少ないコンセントを選びオーディオ機器専用にするなんてのはタダで出来ます。

地面が近ければアースを取るのも良いかもしれませんよね。ケーブルを選んだりして自作するのはなかなか楽しいですし、使用機器に適合したリニア電源をハードオフのジャンク箱から探すのに必要なのはぶっちゃけ根気くらい。当初小馬鹿にしていたこれら行為は、小さくて感じにくいですが『変化』は得られます。確実に良くなるわけじゃないですが、ダメだったら元に戻せばよいだけの話ですから。
室内の雑音を減らしたり、防音・遮音カーテンに変えたり、スタンドやデスクの座りを良くしたり・・・何もノイズは電源や信号だけに限った事ではありません。在宅ワークが増えてきましたし、椅子を新調するのも良いですね。居心地を良くするのだって、ある意味(雑念?)対策と考えることも出来そうですよ。
で、Petit Tankはどうなのよ
『激変!』とか『 クリアな音質に!』的な何かは有りませんでした。確実に何か変化していますが、その何かが『コレです』と断言出来るほどの変化は得られないのが現実です。強いて言えばドラムなど『高くて短い音』の聴こえが良くなったとは感じています。立ち上がりとかスピードとか言われるモノなのでしょうか?正直私には何とも言えません。短い音の端切れがよくなったように感じるのですが、鳴っている音自体に新しい色が付いたように感じないので変化と呼ぶべきなのか判断しかねる所。スイッチングとリニアで何度か脱着してみましたが、リニア電源 + コイル&コンデンサの時がより変化が顕著で好みだった印象。なので『良い成果』が得られた、と言う事にしておきます。