パンクしたタイヤの空気漏れを止める

チューブレスタイヤのパンク修理にパッチを当ててみたけれど

 先週の横浜練でパンクしたHutchinsonのFusion5チューブレス、内側からパッチを当てて修理するも空気漏れが収まらず。そもそも空気圧低下が激しいタイヤで、パンクした方は特に空気保持性の悪い製品でした。購入からそろそろ1年ですし、所々クラックが入り始めているものの室内保管で走行距離も短いタイヤだけにもう少し使いたい感じがします。1000キロ走ってないですからね・・・。仕方なく今まで敬遠していたシーラント剤を買うことにしました。今回はお試しなので少量売りをしている製品を検索。しかしどの製品もレビューがマチマチで踏ん切りが着きません。無難な所でNO TUBESにしようと思うも、500ml 3,000円とソコソコの支出に。ミニボトルは56ml 800円とコレまた現実味の無い金額。かなり面倒くさくなってきた頃見つけたのは日本メーカーIRCのシーラントでした。ヨドバシにて500ml 1,680円なり。コレ位の価格で欲しかったんですよ。

評判は悪くない。と言うより・・・

 さっそく注文し、到着までの時間で評判を検索。するとIRCのシーラントはNO TUBESのOEM供給品だと判明。そう言えばボトル形状一緒ですね。他にもSchwalbeのシーラントもNO TUBEらしく、手広くOEMしていることが分かりました。化学薬品系は簡単に開発・生産出来ませんからね。届いた商品を確認すると、裏面にMade in USAとStan’s NO TUBESのブランドロゴが。安物買いになるのは嫌だなと思っていましたが、期せずして無難な製品を手にすることが出来て一安心です。ただし中身としては何が入っているか不明。NO TUBESには無印とRACEがあり特徴が異なりますし、IRC供給品が他と全く同じ仕様かどうかも分かりません。個人的には空気漏れが止まれば良いので、細かい事は気にし無いことにしました。

今回は規定量を入れずに済まそうかと思っています。元々の用途としては30~40mlを入れて、パンクした際に内容物が穴から吹き出す事でパンクを抑える製品です。加えて製造時に出来るマイクロホールや保持層を形成して空気漏れを抑えるのがシーラントの役割。ただ液状の物体が20~30gもタイヤ内を流動的に動くと言うことはソレだけ重心の移動や偏りが発生すると言う事。個人的にはロードバイクのタイヤは3gアンバランスで(50km/hオーバー 高速域で)小さなブレが出るし、5g狂うと (35km/h以降 実用域で) ウネリが体感できると検証しています。流体なら遠心力である程度広がるでしょうけど5g未満で均一化されるとは考えにくく、個人的には好ましい状況ではありません。そこでタイヤ内面に液がたれない程度に塗布して機能するか確認することにしました。空気漏れ中のタイヤに塗布だけで気密を保てるなら、今後購入するタイヤはチューブレスレディでも構わないと言うこと。チューブレスオンリーだと選ぶ程無かったタイヤの選択肢が一気に増える事になります。

空気漏れは解消!通常のチューブレスタイヤより気密性が高くなる

 ラテックス系のNO TUBESはあまり素手で触りたくない薬品なので、どうしたら満面無く塗布できるか迷いました。ホームセンターに出かけるとペンキコーナーにスポンジ状のハケが売っていて、コレなら毛羽が出たり掃除の面倒も少なくて良さそうだと思って1本購入。幅もロードタイヤにはぴったりなサイズで長さも丁度よい感じでした。どうでも良いですが、コレはペンキ用のハケなんでしょうか?掃除とかグリスアップとか、使い道が色々ありそうで気になります。

少量をハケに移して満面無くタイヤ内面に塗布。特に脱脂などは行いませんでしたが、弾いたりする事なく薄く塗ることが出来ました。その後は普段どおりホイールにはめて、ビードワックスを塗って空気充填です。ビード部分にシーラントが乗ると後々掃除が大変との事だったので、垂らさないようにしました。ひとまず7bar充填して様子見をしましたが、48時間経過してもほぼ空気圧低下が無い状況です。クリンチャー並みの空気保持制ですね。シーラント未投入のタイヤは24時間で0.8bar低下するので、シーラント投入すれば2~3日の遠征でも空気圧低下を気にせず走る事が出来そうです。しかし再度パンクしてしまった際はどうしたものでしょうか?掃除してチューブを入れるか、ビードを落とさずバルブからシーラントを追加して穴を塞ぐか。実際その時にならないと最適解が見いだせそうにありませんが、ひとまずウェットティッシュとチューブを携行しておこうと思います。