オーバーシュートは回避できたのか?
追加で30日間の自粛が宣言されました
連休の最中ですが、日本全国へ発令されている緊急事態の30日延長が決定されました。思う所はありますが致し方ないと感じます。現在、日本での爆発的感染拡大は防ぐ事が出来た様に見受けられます。終息方向へ転換出来れば、亡くなられた方の数は、当初予想されていたより低くする事が出来る事でしょう。少なくとも欧米諸国や中国の様な悲惨さを味合わずに済む事が出来そうです。


週辺りの感染者は依然として1,000名を超えている状態で、楽観は出来ない状況。とは言え、騒ぎが起きて以来増加し続けた数値が低下の傾向を見せたのは初めてです。終息宣言が出ている他国の様子から察するに、グラフが下向きを差してから沈静化までの時間は大凡30日程。ここを辛抱出来れば、6月には活動の再開が見えてくるのでは無いでしょうか。
全国の数字とは裏腹に、都市ごとの数字は危険な印象
良さげな話をしてみましたが、細部を見ると状況が変わってきます。確かに全国的には感染拡大を防げている様に見える数字も、東京都単体を見てみると状況が一変します。退院数・死者がかなり多くなってきていますが、感染者数は右上がりを維持。急増こそ無いですが、終息や横ばいの気配を見ることは出来ません。

当初多くの感染者を出した沖縄ですが、現在はかなり終息の方向です。それに比べて東京の感染者数は増加傾向で、大阪・埼玉は横ばいですが神奈川や北海道は日を追う毎に感染者を増やしています。人口の密集する地域では依然として危険な状態が続いていますが、楽観的に捉えてはいないでしょうか。地域によっては、危険な状態は継続中です。
鈍感になりつつある日本
被害者は一人だろうが百人だろうが悲惨な事実に変わりは無いはずですが、大きな災害と大戦で死者を目にし過ぎた日本人は悲惨さに鈍感な様に思えます。そのお陰で再建や復興も早いので、一概に悪いとは言えないのですけれど・・・。いずれにしても今は安全な状況ではありません。『安心』な印象に惑わされていませんか。事実や誠実な価値感に裏付けられた『安全』に価値を見出しませんか。
我が家から見える道路は、浮き足立った人達によりこの1ヶ月で最も混雑しています。海辺の風物詩がこれ程不安に感じるのは、今回限りであって欲しいと心から願います。