自宅でジャケットに撥水処理を施してみた

そろそろ衣替えなので冬物ジャケットを洗濯します

 今シーズンはもう出番は無さそうなので、釣りの時に着ているジャケットを洗濯。ついでなので撥水処理も施します。家庭で布製品に施せる撥水処理剤は種類が豊富。GrangersやNIKWAXなど有名製品がありますが、私はフッ素系化合物フリーのSTORM ECO+ Proofer を愛用中。価格は3回分入って1,200円程とお手頃です。1回でレインウェアー上下に帽子・フリースなどナイロンやポリエステル製品なら5着分くらい処理する事が可能。手間と時間は掛かりますが、クリーニング店にお願いする1回分の値段で10倍以上の衣類を処理出来る優れものです。

施工前に専用洗剤か、添加剤・蛍光剤の入っていない洗濯洗剤を使ってヨゴレを落とします。専用品は高かったので、ウタマロ石鹸 リキッドを選びました。柔軟剤・香料などを含まない液状中性洗濯石鹸で、年配層には馴染み深いブランドなんだとか。近所の薬局で400円程で購入できます。おしゃれ着洗い用洗剤でも大丈夫そうな気もしましたが今回は見送り。次回ウールなどに撥水処理をする際にはハミング辺りを試してみようと思います。

作業は単純、ただ時間が掛かります

 まずは手洗いで洗濯。泥や油など汚れが布地に残ると撥水成分がキレイに着かないので、しつこく洗います。洗い終わったら石鹸成分を念入りに濯いで、洗濯機で脱水。水25Lに100mlの濃度で溶液を作り、脱水を終えた服を浸して5分程成分を浸透させます。その後絞る事無く引き上げて、服が傷まない形状で吊して水分が垂れきるまで放置。浸して吊すを2~3回繰り返したら、陰干しで乾燥。大凡乾いたら最後に熱処理をし、成分を定着させたら撥水加工完了です。熱処理はアイロンか乾燥機で行いますが、コインランドリーにあるドラムタイプのガス乾燥機がオススメ。以前自宅の縦型洗濯機の乾燥機能を使いましたが、時間がかかるし変なシワが入るし・・・仕上がりが汚くなってしまいました。ランドリーのガス乾燥機は10分100円でジンズも20分足らずで乾く程の熱量なので、ウィンドブレーカー・レインウェアー・乾燥済みのM65なら10分でOK。生地の傷みも少なく、シワがキレイに伸びるので見た目良く仕上がります。

 全体的に作業は単純なのですが、兎に角時間が掛かりました。今回はM65の水切れが悪かったので作業に掛かった時間は半日。風があって気温が高く湿度が低かったので夕方前には乾きましたが、条件次第では熱処理は翌日になっていたかもしれません。いつもはバケツで溶剤に浸しますが、今回は重く大きなM65に施工するため湯船を使って作業しました。染め物の様にザブザブと浸して、そのまま風呂場に吊せたので良かったですが作業場が狭いと綿製品への施工は大変そうですね。

それで、綿製品でも撥水処理は可能だったのか?

 重要な点は洗浄・ススギを念入りに行い、特に油汚れを落とす事。コツは溶液にくぐらせたら、絞らず乾燥させる事でしょうか。絞ったり水分が残った状態で乾燥機に入れると定着前に成分が表面から離れて撥水面にムラが出来やすくなるので注意。そして手間を掛けた結果はコチラです。

いかがでしょうか?カッパの代わりにはなりませんが、小雨程度なら凌ぐ事が出来そうです。ヨゴレも着きにくくなりますし満足のゆく出来です。一部油汚れが残ってますね・・・その部分はガッツリ浸水しましたが、ご愛嬌でしょう。くたびれたウェアーへ処理するのも良いですが、新品のタープやレインウェアーへ処理すると一層撥水性が高まります。是非お試しあれ。