スプーンの補充
貧乏性ですし、キャスティングが上手では無いためルアー等の消耗品は原則中古を買っています。ある程度割り切って無くせる道具だと、際どいポイントやリスクの有る場面でも強気になれるからです。魚釣りの心得『他人が攻めにくい場所に魚は付く』。
藪・張り出した木の枝・水中の障害物など、ルアーロストのリスクが高まるポイントに魚が付く事は珍しく有りません。また、魚自体もルアーが来ないと思うと油断していたりするものです。経験や下手で釣果が落ちるのなら、別の要素で補わなければなりません。そんな訳で新品は買わないのですが、前回の釣行でベテランの方から強くオススメされたためギャンブレルと言うスプーンを購入してみました。

何て言ったら良いんでしょうか・・・意識高い系ルアー?形状も仕上がりも配色もパッケージさえも洗練されてます。『釣りのイメージはオヤジ臭い』から抜け出している感じの製品です。それ以上に機能的に優れている点が多々見受けられます。元来の製品は薄く、表面積を広く取る事で水の抵抗から動きを生み出していました。それだと重心が拡散するし、空気抵抗が大きくて飛距離が出にくいのが特徴です。素材の厚さを出し、その厚みに強弱を付けて重心を集める。なおかつ形状を複雑にしてアクションを犠牲にしない。今までの製品には無く、多くの釣り人が望んでいた機能が盛り込まれている製品だと感じます。手間が掛かるとは言え、今まで実現しなかったのが不思議。手間を惜しまぬブランドが出てくれば楽をしていたブランドは廃れる訳です。10年前に愛用していたイマイチなモノを最近見なくなりましたが、ある意味必然でしょう。
