スリッパではなく雪駄を室内履きにする。10年近く続く風変わりな選択

室内履きはスリッパじゃないとダメなのか?

 室内履きと言えば健康サンダルやスリッパだったりしますが、私は長らく草履・雪駄を履いています。屋外履き用でなく、室内履き用に作られた製品があるのでそれらを使います。健康サンダルなどは1年で壊れてしまうのに対して、草履・雪駄は2~4年くらいは壊れません。今使ってるのもいい加減汚くなってきましたが、フチ取りや鼻緒が見窄らしくなってきたので買い替えです。

価格は2,760円。ここ5年で4割程値上げされ、素材も少し安くされてしまった感じ。スリッパだと700~1,000円で1年ですから、国産な点も加味して3年使うことを思うと大きな差はないかと思います。特に夏場は裸足でも履き心地が良いし風流ですよね。表皮も 畳・麻・竹簾と選択できる点が気に入っています。指割れの靴下を履かないと鼻緒が通らない点を除けば、大きな欠点はありません。個性や見た目にも優れ、汚れにくい構造なので非常に便利です。

草履・雪駄の違いは?構造・材質・形状など

 現代では細長い女性がよく履くのが草履・四角い男性が履くのが雪駄と形状で分かれている感じでしょうか。厳密には全て草履であり、雪駄はその中の種類に当たります。履物屋さんによって "〇〇であるため" と解釈の視点が異なるのも面白い点です。

  • 撓うこと ( 芯材の有無で分ける )
  • 表地 ( 畳が貼ってあるか否か )
  • 底面 ( 革が使われている・縫われている )

など様々。基準は特に無くこだわりに近い形で解釈されていて興味深いですね。接着剤止め・ゴム底・ビニル表皮・ミシン縫い などノスタルジーは残しつつも今のニーズに合わせている点もまた面白いです。" 室内履きの雪駄 " って時点で履物を脱いで履くのですから、継承と矛盾が入り乱れているわけですから。

革底よりEVAが適切です

 選択肢は多くないものの 日本製や海外製など雪駄で探すことが可能です。革底は金具止めの製品が多くまたフローリングで滑るため、スリッパ同様にEVA底の製品で最安値の品になしました。

表地がPVCだともう少し安い製品も有りますが、真夏は素足で履きたいので天然素材がベストです。鼻緒はベルベット風の生地で和柄なのが良いですね。草履だと鼻緒は平紐になるので、それに比べると履きやすくて良いです。フチ取りがビニル製から布製に変わり若干耐久に不安を感じますが、3年壊れなければ文句は言いません。

高級感は無いですが安っぽさも有りません。見せるものではないものの見せても恥ずかしくない履物ではないでしょうか。下駄程硬派じゃないしサンダル程 だらし無くもない選択肢だと思います。突っ掛け用に雪駄、いかがですか?