ニッチなサイズのニッチな道具
1/4"Sq じゃなく1/4"Hex を増やす事にします
手持ち工具の大体は3/8"Sq で揃えていましたが、別の規格も混ぜた構成にしようと考えはじめしばらく経ちます。色々なレビューや見解を参考にしますが、冷静に考えるとその人達ほど整備しないことに気が付き我に返りました。私の場合、メインはオートバイ整備。それ以外だとチャリと日曜大工が年に数回。そうすると整備用工具とそれ以外で分けるのはアリとしても、オートバイ用工具の幅を無理して増やす必要は無い訳です。そもそも工具を増やそうと感じた原因は、オートバイ整備の中で棒レンチでは外しにくいキャップボルトがあったためです。六角の6mmや8mmをソケット工具で対応しようと考えた時、3/8"Sq だとグリップの長さがあり取り回しが不便だと考えました。1/4 Sq.工具だと短めで取り回し良く、何より価格が控え目で良さそうに映った訳です。1/4"Sq の5・6・8mmの六角ソケットと8・10mmのボックスソケットをKo-kenの130mmスピンナハンドルで使ったら凄く勝手が良さそうです。車載工具としても良さそうですよね。実際勝手は良いでしょうけど、たぶん実感出来る機会は無いと気が付きました。
棒レンチが嫌になっているのは事実
とは言え、L字の棒レンチが不便なことに変わりはありません。特にシナリが個人的には好きでなく、そうなるとブランドを変えても限界があるので形状を変える他ありません。かと言って、6~8mmの六角なんて、錆びてるネジを除けば力を掛ける場所じゃないはず。だったら『ビットで良いのでは?』と言うのがここ最近の見解。あまり1/4"Hex に良い印象はなかったのですが、トルク管理・使用場面・ブランドなど考慮すれば十分機能するのだと知りました。3/8"Sq との親和性が悪い点も、このビットを見つた事で大きく改善です。
Deenの1/4"Hex - 3/8"Sq 変換ビット 660円。先日 天王洲のファクトリーギア東京で見つけました。ショートビットの変換は、大手製品では1/4 Sq.以外見ることは有りません。恐らく工業規格の締付けトルク等を考慮したものと思われます。しかし私は現場や工場で仕事する事はありません。少ない工具を効率的に活用したいだけなので、細身のハンドルで8mmの3/8"Sq が使えたりするのは嬉しい訳です。以前から気になってたプロチのスマルク トルクスリーブ、このためだけに六角以外のビットを用意する必要はなくなりましたし、活用の幅が広がるならハンドルにも予算が裂けます。PWTのマイクロ フレックス・POPLOCKのスイベルラチェット・DEENのフレックスビットスピンナーハンドル辺りだと3,000円位するので腰が引けてましたが、良いビットが有るならその出費も苦にはなりませんね。
しばらくは先日購入したTONEのハンドルとセットで使う予定です。5.5Nmのトルクスリーブを購入したらバイクカウルやチャリのステム・シートポストなどトルク管理をしていきたいので、しっかりしたハンドルを用意しようと考えています。