毎日飲む用のコーヒーが凄く高くなった
日々消費する輸入品だから少し辛い
昨年末くらいからコーヒー豆の単価が高騰しています。店での1袋辺りの小売価格は変化ありませんが、内容量は500gから320gへ減らしているパッケージばかりになりました。この傾向は大きな販路を持つ企業体に見受けられる対応です。この期に及んでもまだ小手先の販売戦略しか取らないとは愚かとしか言いようがありません。「値上げしたら売れなくなる」のは物価に対して適切対応をしてこなかったのが原因でしか無いのに・・・目先の小さな金額ばかり見ていて、大きな経済と先の未来を想像する力が足り無いと感じるのは私だけでしょうか?
そんな訳で一気に35%も値上げされたためしばらくコーヒーを買い控えをしていました。それでも日々消耗する嗜好品ですから全く無いのは困ります。極端に " 安くしろ " と言う気は有りませんが、ソコソコの価格を提示されるなら内容もソコソコ良いものが欲しいと感じます。そんな中 以前は送料が載ることで価格的に不利だった通販のビーンズショップでしたが、今では最安値に変わりました。どうせ支出は発生するんなら、より品質・素性・知識を併せ持つショップから買いたいと感じます。と言う訳で通販でコーヒー豆を初購入です。
単価最安 DRIP COFFEE FACTORY を試してみる
価格でいくつかの比較をした所、DRIP COFFEE FACTORY と言うネットショップが目に止まります。5種類のオリジナル ブレンドがランナップされていて、豆の販売は 1kg ( 186円/100g ) と 2kg ( 149円/100g )がから選べます。各製品の味の説明はグラフを使って分かりやすくなっていますし豆の原産国を表記もされているので、それらの無いオリジナルとモカしか無い大手のオリジナルブランドより遥かに誠実。また価格の高いラインナップも有り、カフェインレスや原産国 単一のパッケージも選べる点も嬉しいですね。レビューを確認すると「豆が割れてる」「色がまばら」「味が薄い」などの意見が散見。実物を確認しないと何とも言えませんが、これらレビューを見る限りショップの傾向が分かりやすくてむしろ安心できます。割り切った商品を取り扱うマイクロロースターだとしたら、手間をかけない事で単価を抑える事を選んだ凄く貴重な存在だと言えます。初回の注文なので 酸味が少なく苦味もホドホドの "ホテル ブレンド" を1kg注文しました。説明書きにはブラジル・ベトナムで中煎りとあるので、読みが正しければニュートラルで想像しやすい内容なはずです。
オリジナルの配送箱・商品説明のパンフレット・500g梱包が2袋で届きました。配送箱も500gが4袋ぴったり入るピッタリサイズ。飾り気はないですが、お金を掛けて整えていることが分かる包装で凄く期待できます。さっそく開封して豆を確認。レビュー通りの仕分けがされていな中煎り焙煎のコーヒー豆です。バットに広げてみますが、思ったより良さそうですよね。豆の表面に油分は無いものの、触っていてシットリとは感じます。煎りたてではないし、かと言って長期保存のパサパサ感はありません。
一袋分をより分けてみた所、中煎り( 粒揃い )が381g / 深煎り( 小ぶり・割れ豆 )が119g と言った感じ。粗悪な安コーヒーだと半々くらいの仕分けになるので、価格を加味すると良い内容だと感じます。色味は確かに薄いものも目に付きますが、おおよそ シティローストで仕上がっている模様。これが全量フレンチローストになってしまうと、色味は良くても小ぶりな豆や割れた豆はコゲてしまい苦いばかりの仕上がりになります。このショップは全体のバランスを鑑みて焙煎できる管理者が居るのではないでしょうか。試飲前ですが期待度が高くなります。
ひとまず深煎りの方を中細挽きにして飲んでみました。香りは極端に良いわけではないですが、ブラジル系の癖の無い爽やかな口当たりです。酸味は弱く苦味も程々で朝食や3時にノンシュガー・ノンファットで食事と一緒に取るにはピッタリな印象の仕上がりでした。この優しい雰囲気は確かにホテルっぽいかもしれませんね。濃いキツ目のコーヒーが好みだと少し物足りなさを感じるかもしれませんが、風味≒苦味ではありません。「甘み」とは言いませんがトゲ無いモノを求める私としては、美味しく感じるブレンドです。中煎りの方はまだ試していませんが、十分期待できるのではないでしょうか。コレならリピートも有りだし、2kg注文して毎朝飲むように使っても良いかもしれません。普段は手を出しませんが酸味の強いブレンドも試したくなります。日々楽しむには十分過ぎる内容で、明日から朝の一杯が楽しみになる買い物が出来て凄く嬉しいですね。