昨今のグラボはエントリーモデルでも高くて、
"新しいPCを組んだら" と言い続け・・・
寿命がいつ訪れてもおかしくない程、同じPCを使い続けています。メインメモリとグラフィックボードは故障で交換しましたが、それ以外は別段困る事もなく未だ現役。イラレとフォトショップがメインで、旧バージョンを使っているためスペック面で不足を感じていなかったのでしょう。とは言え流石に年式が古すぎるのは危うい訳で、第8世代インテルの頃(5年前くらい?)から買い替えを検討し続け今に至ります。しばらく intelの技術停滞を感じていて買う気が起きなかったのですが、第12~13世代 i5の発表でその点はクリアーされました。
マザーボード | 20,000円 前後 | B660かH670の旧型番で良いと思ってる |
CPU | 25,000円 前後 | i5-13500 の一択 |
メモリ | 10,000円 前後 | DDR-4 32GB以上 |
計 | 60,000円 | 小物含めての予算 |
一部のパーツは使い回しをして、CPUに関連するパーツのみ交換とする事で予算を圧縮。コア数は4(4)→14(20) / メモリは16GB→32GBで、性能的には比べるのが馬鹿らしくなるほど向上するのに消費電力は低下します。端から見てもミドルクラスで、バランスが良いパーツ構成。そんな妄想に浸っていたのですが・・・Davinci Resolveの導入する事になり、予定が狂ってしまいました。
Quadro K4200 が今の仕様に合致しない問題
グラフィックボードだけは何回かの交換を経て、現在 Quadro K4200が搭載されています。今となっては古いパーツですが、信頼性の高い仕事をしてくれます。 CPU・メモリが更新されれば今使うソフトに限れば十分過ぎる結果が得られるので、このパーツは使い回すつもりでいました。
急遽 映像編集の可能性を考慮する必要が出てしまい、DaVinci Resolveを導入する事に。このソフトはCPUやメインメモリはそれ程でもないのですが、VGAの性能要求が高くK4200ではまともに動作しないことが分かりました。現行モデルに交換の場合、条件を鑑みると最低でも5万円近くかかる事が判明。圧縮できたと思った予算が一気に倍増です。マイニングブーム以来、高騰を続けるVGA。多少落ち着いたとは言え、エントリーグレードでこの価格。ミドルグレードは7~8万、ハイエンドは10万オーバー・・・仕事道具とは言え、ちょっと付き合いきれません。
落とし所はどの辺り?
ビジネス & クリエーティブで使う場合、昨今の処理速度と価格は釣り合わないように感じるのは私だけでしょうか? リアルタイム処理や複雑な演算は確かに発生しますが、それは瞬間的な事で通常時は3割も使わない状態となります。ゲーマーではない今、アイドルタイムにお金を払う事に幸せを感じる事は出来ません。さて、どう落とし所を見つけるか・・・。 考えられる選択は "グラボを中古で調達し、PC更新は更に先送り" でしょうか。新品4~5万のRTX3050も、中古はそこそこ潤沢で半額程。加えてゲームでもマイニングでもイマイチな性能な事もあり、酷使された個体が少ないと予想されます。ゲームベンチマーク的にはパッとしない製品ですが、シェーダー数・製造プロセス・メモリ量・低電力性など見方によってはバランスの取れた製品。価格が落ち着けば「隠れた優等生」だと言えるモデルです。DaVinci Resolveの動作要件も満たし、K4200と比べても大きな機能向上が見込めます。あまり賢い選択とは言い難いですが、無駄にはならない更新です。CPU・マザボの交換と成ると事前に準備する必要がありますが、VGAだけなら時間も手間もかからないので様子見ながら検討ですね。