小物撮影の環境を再構築
マクロが欲しい、ストロボが欲しい・・・その前に
マクロレンズを壊して以来、部屋での撮影に若干不便を感じていました。手持ちの35mmは寄ることの出来るレンズですが、物を大きく写すには不向き。50mmはまぁ何とかなりますが、拳より小さなものの場合は45cmまでしか寄れないので苦しい感じ。其々解像度が高かったり、ボケが滑らかだったりと優れたレンズながら、物撮りで使うにはいま一歩足りません。改めて専用機器の有り難さを感じつつ、足りない部分は別の方法で補完するしか無く試行錯誤しています。
以前は部屋の壁面と古い机を活用して撮影していました。木目調の天板は模様が鬱陶しく、またキズも多かったためMDF板に変更。煤けた壁紙はボケていても汚く映るため、紙張りスチレンボードへ変更。A3サイズの下敷き・A2のバックパネル・A3のレフ板2枚に変更する事で、光のコントロールがしやすいコンパクトな環境へ。小物までしか撮れなくなりましたが、設置・撤収が容易で撮影の機会が増えました。汚れた際の交換も費用負担が低く、少ない予算で質を上げられるので撮っていて楽しいのが良いですね。
クリップオン 一灯でも明るさや光の回り込みが表現できるのは、コンパクトな環境ならではの恩恵。暗幕を引いてストロボ光のみの撮影ですが、日中を感じさせる程度の照度を確保できます。工夫次第で小綺麗な部屋を装うくらいは出来そうな気が・・・www
壁紙やテーブルクロスなど、小道具でまた違った雰囲気が出せるかもしれません。年内にはマクロレンズを調達したいと思っていますが、それまでは手頃な小道具で頑張ってみようと思います。