中華製の高性能充電器 NT1000 を試す
4本セットで使ってる電池の電圧が揃わない
コロナ引き篭もりが板に付き、活躍の機会が多いクリップオンストロボ。ウチのは10年くらい前に購入したNikon SB-700で、月に100ショット50ショット発位しか炊かないが最近少し調子悪くて困っています。色味やチャージ速度ではなく、主に起動時のエラーが問題。何回かスイッチをカチカチしていると直るのですが、個人的には機械的エラーでない電圧不良を疑っていました。と言うのも、このストロボに使っているエネループは購入以来4本セットで運用している電池ですがテスターで測ると電圧がバラバラで差が激しい傾向です。これでは4本直列でも規定電圧に達していないのでは?と思うことが多かったので、充電器をSANYOの純正から個別制御ができる中華製に買い替える事にしました。色々な製品が見つかりますが、中でも ”ミニ四駆界隈で評判の良い” NT1000が気になります。新品3,580円は微妙な価格ですが、良いタイミングでキレイな中古が見つかったので購入です。
Amazonで売ってるのと名前が違うけど・・・
DLYFULL NT1000は単3・単4兼用の個別制御が出来る急速充電器。放電・充電で電圧が指定でき、容量テストや充放電を繰り返すリフレッシュ機能が付いた製品です。作りはそれ程 複雑そうではないものの、このタイプの気の利く製品をだすのはいつも中国です。日本メーカーのやる気なさは、本当に問題だと感じますね。デザインは若干古臭い印象ですが、総じて無駄な機能がなく隙のない作りです。内部は見ていませんが、多分単純な作りでしょうから長持ちするような気がします。
さっそくストロボから取り外した電池をセット。見てみると、キレイに偏りが発生しています。4本直列ですから +端子側/-端子側 で差が発生するのはおかしいとは思いません。問題は、この4本を従来の充電器を使って同じコンディションに仕上げることが出来るのか。検証していませんが、まぁ難しいでしょうね。と言うのも4本の満充電には結構時間差が生まれました。純正充電器の場合はセットした本数全て一斉に停止するため、このバランスが保たれたまま充電が終わると思われます。充電直後なら支障は無いでしょうけど、電圧が下がってきた際に限界が発生するのは創造より早いと推察します。2本直列の機器から抜いた電池でも差は有り、NT1000で満充電後は過去無いくらいの明るさになりました。何でしょうか?長い事凄く損をさせられていた気分になります・・・。
機能を確認しつつ、すべての電池をリフレッシュ充電
ニッケル水素はメモリー効果が発生しにくいようですが、無い訳ではないようです。手始めによく使う機器に入る秘蔵のエネループを10本程リフレッシュ充電しながら操作と動作を確認。充電電流は[200 / 500 / 700 / 1000mA]で、放電電流は[100 / 250 / 350 / 500mA]の4種類から選択可能。リフレッシュ充電は放電電流値を指定すると、その倍の電流値で充電を行う設定の模様。2回の方充電を行い、2回目の容量が1回目を超えると充電完了。そうでない場合は再度 放電/充電の動作を繰り返す仕組のようです。電圧の下限は0.9Vで、その値になると自動で充電に切り替わるしくみ。放電100mA/充電200mAで試していますが、ワンセット動作させるのに12時間位かかります。2~3回の法充電を繰り返すつもりなら2晩くらいを想定しなくてはダメそう。数値を上げれば時短は出来ますが、目的を鑑みると本末転倒ですよね。ひとまず正常な電池の充電には問題なく対応してくれています。
昨年末に壊れた可能性のある充電池を全て処分してしまったため、本領を確認することは出来ていません。以前使っていた急速充電器で壊れてしまったのですが、今後はそう言った事は無さそうで安心です。SANYO製が8時間と言うところ、急速充電器は2時間弱でで満充電ですから自身の想像より負荷を与えていたんでしょうね。今後はユックリ作業で、数値も見えるので充電途中の時でも安心できそうです。