持ち運び可能なストロボアクセサリーを購入
簡易なストロボディフーザーを試します
友達の晴れの日の撮影を依頼されました。自分事以外でシャッターを切るのは何年ぶりでしょうか。しばらく自分の趣味の撮影していなかったので、不安とやる気が出てきます。日中の屋外撮影なため、兼ねたから気になっていたストロボ用のディフーザーを調達。折り畳みタイプの箱とアンブレラは以前から持っているものの、いずれも使い勝手に難が有り今では使っていません。ハードドームタイプにするかリフレクタータイプにするか悩みましたが、どちら持ち運びに難あり。なので今回はバルーンタイプを選択です。
15cm位有ると良いように思いますが、8cm前後のゲンコツ大 or 30cmオーバーの巨大な製品しか無いんですね。今回は小さい方にしました。ガイドナンバー低いし、近距離なので何とかなるでしょう。中華製の安いのも売られていましたが、値段がそう変わらないのでエツミ製をヨドバシで注文。価格は 送料込みで1,360円です。折りたたみ収納が可能なソフトドームタイプ。ストロボを90度に上げて被せる事で、上方・左右・前方向へ配光します。裏面に反射リフレクターが付いた作りで、ハードボックスやドームタイプに比べて配光に無駄が出ない仕組みなんですね。
本番前にデスクトップで練習してみる
チープで手軽そうな作りですが、だからと言ってコントロールしやすそうには見えません。ひとまず普段の物撮り環境で慣熟練習です。直射 / 天井バウンス / 左からバウンスと、何パターンか撮影してみて見比べてみました。ストロボの光量・シャッター・絞り・ISOはいずれも固定、暗幕を引いての撮影です。
直射ではもう少しテカリが出ると思いましたが、想像よりソフトな仕上がりです。明るく立体感と質感を感じつつ、影はかなりソフト。直射では白飛びして色や形が捉え難い写りになりやすいのですが、印影をはっきりさせつつ、ネガになりやすい部分を良い具合にボカしてくれます。コレは好印象だ。
続いて90度に立てた状態。これが本来の使用例の様です。ディフューザー正面はリフレクターの効果が強く、かなり明るい。近距離ではコントロールが難しく物撮り向きではないように感じます。ディフューザーを反転させ撮影すると部屋全体に光が回るので、光量・ディティール・色合いなどバランスが取れた仕上がりになりました。ディフューザー無しに比べ、光が均一に回り込み波形奥まで自然な色合いです。
最後はレフ板にバウンスさせ、左側から光を回すパターン。普段の撮影ではこの配置が多いです。やはり被写体に向けてディフューザーの表面を向けると光量が多く白飛びが発生します。前後反転すると全体的に暗くなりますが、不自然さは無くソフトに全体を照らすことが出来ます。スポットを浴びているようなディフューザー無しの演出も好きですが、商品撮影等なら全体像が分かりやすい方が好ましいですよね。
一長一短有るけど
暗幕を引いて、ストロボの光源のみで撮影しました。普段からその様に撮っているのですが、アイテム1つで表現の幅が広がるので楽しいです。レフ板やアンブレラより簡単で失敗しにくいのも良いですね。標準装備にして欲しいくらいです。付属品の四角いプラのカバーより断然お役立ちアイテム。もう1灯買おうか迷っていましたが、しばらくはソフトディフューザーを活用してみたいと思います。