指先をスライスした話
イライラしながら包丁握っちゃダメ、絶対
『切れない包丁は指を切る・切れる包丁は指を切らない』って感じの文句が有るらしいですが、個人的な見解としては『よく切れる包丁は、指がよく切れる』だと思っています。6000番の砥石で仕上げる我が家の文化包丁ですが、普段より少し切れ味が落ちていて尚且イライラしながら人参を切っていたろころ親指の先をサックリ切ってしまいました。爪に当たると一旦刃が止まるものですが、力任せに切ったのでそのまま切り落とした感じ。幸い指先だけだったので大事には至りませんが、ソコソコ痛くて滅入ります。
そのヤラカシが20日前の話で、現在はかなりキズが塞がってきて痛みも無なりました。後は下から組織が盛り上がってくるのを待つばかりですが、完治にはあと数週間掛かる感じです。今回の治療は以前より気になっていた湿潤療法「ハイドロコロイド製剤」を行ってみました。皮膚科医のBlog等でやたら押されているのですが、実際の所はどうなんでしょうか?自身の親指を使っての実証実験です。
外科と皮膚科、見解が分かれる治療方法
傷口は消毒しない方が良いだとか、薬より滅菌ガーゼで覆えとか、ああだ・こうだと其々の見解が有るのは理解しています。しかし医療だと指摘見解はどうでも良くって(それが仮にベテランの医師だとしても)、何のエビデンスなのかを私は重視したいと思っています。皮膚再生の分野では消毒とガーゼにより再生が遅れる研究う結果が出ているようで、今回はその見解に乗っとて治療しました。
初日は出血量が多かったのでガーゼと包帯を使いましたが、止血したのにガーゼの交換の度に傷口が開き何度も出血。都度激痛に苦しむ羽目になりました。12時間後ある程度血が止まった段階でハイドロコロイドテープに変更、以降3日おきに患部を観察してみました写真です。
痂は形成されず、テープと患部の間にはリンパ液で満たされた状態ですが少しづつ下から組織が形成されていくのが分かります。その間患部周辺の汚れは消毒液で清掃しましたが、傷口への消毒や薬を使用することはなく済ませています。水が貯まるし独特の異臭がするので凄く不安になるのですが、しっかり水洗いできていれば化膿しないそうです。現在は4枚目の写真で停滞中。治りが早かったのとテープが結構高かったのがあって、交換をサボっていたら傷口が乾いてしまいました。その関係で盛り上がってくるスピードが低下したように感じます。皮下組織はもう見ることは出来ない状態ですし、後はキズなど残らず指紋が生えてきてくれれば良いのですが・・・どうなるか。期間中はチャリ・筋トレ・縄跳びは中止していて、秋の最も気持ち良いシーズンだと言うのにバイクにも乗れていません。残念過ぎる。