ウェーダーのフェルトソールを補修
山道歩いてたら取れちゃった
先週の芦ノ湖釣行で西岸の遊歩道を歩いている時、両足揃って靴底が剥がれてしまいました。購入から3年経っているもののまだ10回も使ってないので、今回買い換えは無しの方向で。ネットで調べて、接着剤や貼り付け方など調べてみました。私の購入したウェーダーは低価格メーカのかなり安い品物なのですが、高い品でも剥がれは起きる模様。お陰で、部材や注意点など参考例を沢山確認することが出来ました。有り難いことです。
予算最低限で直します
当初はピンタイプのフェルトソールを新調しようかと思ったのですが、調べると建築用ネイラーや釘等が使われている事が判明。急に有り難味が無くなってしまったので、剥がれたソールにピンを打って接着することにしました。用意した部材は、
- ステンレス釘 #17✗19mm 90本入 / 170円
- セメダイン SUPER X (ブラック) 135g / 895円
- 瞬間接着剤 ロックタイト 8g / 135円
- 養生テープ 一巻 / 158円
- 紙ヤスリ 250番 1枚 / 95円
- 新聞紙・かまぼこ板・空き瓶 等の詰物
ウェーダーのホコリ・ドロを石鹸でキレイに落として、靴底に残る古い接着剤を除去しまします。刃物や金板で削ぎ落とし、ゴムの地が出てきたら250番のヤスリで足付け。フェルトソールには釘を打ち、飛び出し多分は切断し靴底とピンの先端が揃うように仕上げます。今回スパイクは両足で42本程打ちました。位置は市販品を参考にし、本数はソレより多めにしています。
打ち込んだ釘が動くと嫌なので、打ち込みの際に瞬間接着剤で地に固定したのですがどこまで機能するかは不明。釘の頭はそんなに小さくないので、万が一靴底を貫通してくることはないかと思うのですが・・・使ってみないと分かりませんね。釘の太さは#19位が良いかと思ったのですが、手持ちの道具では切る事が出来無さそうだったので#17を選択しました。グリップ感は悪くありませんし、無駄に目立たないので細くて正解かもしれません。フェルトの消耗と一緒に削れてくれると有り難いですね。
そしてウェーダーへ接着します。今回はセメダイン SUPER X (黒)を使用しました。この汎用接着剤はクリア・白・黒と3色展開なのですが、色によって硬化後の強度や硬度が変わってくるらしいです。レビューの情報ですが、職人さんがメーカーに問い合わせた回答の様なので信憑性は高そう。フェルト裏面と靴底に均等かつ多めに塗布し、付属のヘラで塗り伸ばします。10分ほど乾かしてから接着。135gチューブを買いましたが、1/3以上使ってしまいました。一番小さなチューブだったら足らなかったかもしれませんね。養生テープでズレないよう固定。その際、長靴が柔らかいと接着面が浮いてしまうので靴の中に新聞紙や硬い物を入れておくのが良いかと。テープて大方固定出来たら、更にその上から自転車の古チューブでグルグル巻に。強く圧着させた状態で、最低24時間待ちます。今回は時間が有るので3日位様子見の予定。乾燥時間は塗布した量によって変わるようですが、1週間有ると間違い無いんだとか。後日確認するのが楽しみです。
1~2時間、1300円のDIY作業
当初は失敗や手間を懸念していましたが、調べた限りでは難しい作業ではありません。圧着さえ出来れば誰でも問題なく仕上がることでしょう。コーキング系の接着剤はかなり強力なので圧着さえ出来れば購入時より強力に着くようです。養生テープをケチらないのがコツのようですね。あと靴底の清掃・脱脂が不十分だと失敗するようです。スパイクやフェルト地も完成品で購入すると2,000円以上しますが、部材として購入すると600円程でした。今までは靴底の消耗を気にしていましたが、今後は思い切ってポイントの移動が出来そう。何でもDIYと言う主義ではないですが、自前で市販より良くなるなら自身で作業する方が得策ではないでしょうか。