窓ガラスを断熱材で覆ってしまえ

厚さは我慢できたが寒さは無理そう

　昨年までは辛いと思わなかったのに、今年は寒さにヤラレています。厚手のカーテンを掛けてるのである程度は防げていますが、窓を伝って足下近くに落ちてくる冷気は曲者。築が古いのでペアガラス等は入っていないし入れられません。窓ガラスの入れ替えや高性能な遮熱カーテンなど対策を探してみますが、コストパフォーマンスに掛けてしまいます。あまり高くなく、見窄らしくなく、手軽で効果的な対策を探してたどり着いたのは『プラダンボールを窓ガラスに貼り付ける』でした。素材のポリプロピレンは熱伝導率がガラスより低い上、 中空構造ですから遮熱性に優れています。何より低価格で入手が簡単ですから、今回のコンセプトにピッタリ。さっそく近所のフォームセンターまで見に行くと、厚さ4mm 1920×910mmのプラダンで900円でした。これを両面テープで窓ガラスに貼り付けていく事にします。

外は眺めたいので、ひとまず下半分に貼ってみる

　全面に貼ってしまうのが効果的なんでしょうが、眺めが良い窓を覆ってしまうのは惜しいので下半分だけに貼ってみました。サーボグラフィーが無いので正確では無いですが、ガラスの温度は8～10℃、プラダン表面は12～15℃程度だと思われます。外気温 : 7.5℃ / 窓とカーテンの間 : 12℃ / 室温 : 22℃ 。未施工の上半分から冷気が降りてくる感覚が有りますので、断熱処理としては失敗の模様。

とは言え、施工部分は手で触れても冷たさを感じません。全面を覆う事が出来れば、かなり高い断熱効果を得る事が出来そうです。何より気温が下がり始めた際や深夜など、カーテンの裾から漏れ出す冷気が穏やかになりました。カーテンが開いていても、冷気が直接差し込む事もありません。今回は良い部材を見つける事が出来たという所で由とします。

将来的には内窓を作ってみたい

　更に追加で調べていくと、ガラス戸レールとプラダンを使って簡易的な内窓を設置している人が多く居る事が分かりました。レールは1mで一本200円程ですから、この方法なら3,000円で簡易2重窓を作る事が出来ます。更にポリカーボネート製のプラダンが有る事も判明。中空構造なので見えにくくなるのは変わりませんが、PPのプラダンに比べ透明度が高く強度も高いため大きな内窓を入れる事が出来そうです。ホームセンターでは1枚4,500円程 通販でも3,000円程。加工が多少難しくPPプラダンより割高になるのが欠点ですが、遮熱カーテンを買うよりはるかに安上がりで効果的です。施工には両面テープを使用するため、賃貸住宅でも設置可能。撤去した際も普通ゴミに出せるのもDIY向きで良いですね。近い内にチャレンジしてみたいと思います。