性能と腕前の話
高解像になってから手ブレが目立つ様になったという件に続いて、今回はピントの話。より鮮明に写る様になった反面、ピントの置き場や何処まで像を鮮明とするか(被写界深度)の指定の精度がより要求される様になりその事で悩まされています。私の写真の撮り方は『良いと思ったら考えるより先に撮る』なため、冷静に見てみたら背景が見苦しかったり全体的な収まりが悪かったりする事が多いです。迷いながらシャッターを切る事が無いため時間が掛からないし、撮影中の不安や後悔が無い反面慎重さに欠けるため撮れ高は低い傾向です。
下の写真で例とすれば、仕上がりでは波飛沫の細かい所まで綺麗に見えているようですが、拡大してみると一番見所となる飛沫の頂点にはピントが合っていません。3~40cm程被写界深度が足りていないようです。Web上や小さなプリントなら気になりませんが、大きく引き延ばしてプリントしたら残念感が見えてしまう仕上がりになるでしょう。
自然ならまだ許される範囲は広めなのですが、人物の写真でコレをやると最悪です。『目にはピントが合ってるが鼻の先がボケボケ』なんてのは、流石に誤魔化しもききません。改めて練習と学びが必要な様でまいっています。